-妙密上人御消息-
【御文】
◇金(こがね)はやけば弥(いよいよ)色まさり剣(つるぎ)はとげば弥利(と)くなる・法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる、二十八品は正(まさし)き事はわずかなり讃(ほ)むる言こそ多く候(そうら)へと思食(おぼしめ)すべし〈新編 日蓮大聖人御書全集 1241p18~1242p2行目)
【通解】
◇金(きん)は、焼けばいよいよ色が良くなり、剣は、研げばいよいよ良く切れるようになる。
(同じように)法華経の功徳を讃えるなら、ますます功徳が勝(まさ)っていく。
(法華経)28品は、法理そのものを説くところは、わずかであるが、讃(たた)える言葉こそ多くあることを、心得ていきなさい。
【講義】
◇拝読御文全体から、妙法を賛嘆する功徳の大きさを教えられています。
この御文の前段で日蓮大聖人は、妙密上人の広宣流布への真心の志とは、日本中に法華経の題目を弘めることに等しいと仰せです。そして今後、多くの人が題目を唱えるその功徳は、妙密上人の身に集まることは間違いないと、その絶大な功徳について示されています。
さらに、妙密上人を支えた夫人も激励された上で『金はやけば弥色まさり剣はとげば弥利くなる』と仰せです。
金は精錬すればするほど輝きを増します。また剣は研げば研ぐほど鋭くなります。
それと同じように、法華経の功徳も、賞讃すればするほど、ますます功徳が勝っていくことを教えられているのです。
法華経28品の中で『正き事』すなわち、法理の真髄を説かれた箇所はわずかしかありません。法華経とは、万人成仏という最極の法理の功徳を、釈迦・他方・十方の諸仏はじめ、あらゆる衆生が賞讃している経典といえます。ゆえに、この法華経の真髄である南無妙法蓮華経を賞讃する心に、功徳があふれると仰せなのです。
池田名誉会長は語ります。
『妙法の素晴らしさを讃えれば、功徳も、いよいよ大きくなる。『真心からの賞讃』があるところには、福運も歓喜も倍加する。そこにこそ、人材が生き生きと威光勢力を増すのである』