池田名誉会長講義 世界を照らす『太陽の仏法』-第6回 聖人御難事〈上〉抜粋 3- | SHInのブログ

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法華経方便品で、釈尊は『諸仏世尊は唯だ一大事の因縁を以ての故に、世に出現したまう』〈法華経120p〉と述べ、諸仏がこの世に出現するのは、ただ一つの理由があるからだと示します。

続いて、釈尊はじめ諸仏の出世の本懐とは、法華経を説いて、万人に『仏の智慧(仏知見)』が本来、具わっていることを明かし、人々が仏の境涯を実現する道を確立することであると明かしています。

あらゆる仏にとって『出世の本懐』とは、一切衆生を一人も残らず成仏させるという大目的であります。それを成し遂げるのは『万人成仏の教え』である法華経を説き示す以外にありません。

この正法を、諸仏の願いを我が願いとして、大難にもひるむことなく不借身命で教えを広める人こそが『法華経の行者』です。

本抄では、釈尊、天台、伝教の数十年にわたる忍難弘通を挙げ、それぞれが『出世の本懐』を遂げたと仰せです。これらの真実の『法華経の行者』は、長期にわたる忍難弘通の末に、成仏の根本法を、各自の時代にふさわしい形で展開していったのです。

この三国の三師の法華弘通の正統の系譜に連なるのが、ほかならぬ大聖人であられます。『顕仏未来記』の掉尾で『三国四師』と御宣言のとおりです。

したがって、大聖人の『出世の本懐』は、この末法において、万人成仏を実現する法を説き、成仏の道を確立されることです。大聖人は、その法とは、法華経本門寿量品の文底に秘されていた南無妙法蓮華経であると覚知し、説き出されました。

◇民衆救済の誓願を成就

若き日に立てられた誓願。全ての人を救うという誓願の成就こそ、大聖人の御生涯の根本目的です。それは、万人成仏の根本法である三大秘法の南無妙法蓮華経を明かし、未来永遠にわたる広宣流布の基盤を築かれることにほかなりません。

本抄で大聖人は『予は二十七年なり其の間の大難は各各かつしろめせり』と言われて、この27年間、御自身が、法華経の予言どおり、釈尊が受けた難をもしのぐ大難に遭われたことを強調されています。この忍難弘通は『開目抄』で仰せのように『慈悲のすぐれたる事』〈202p〉の証しです。民衆を救う大慈悲のゆえに、難を呼び起こし、その中で万人成仏の大法を成就するのです。誓願成就のための大難です。

大聖人は末法の御本仏として、末法万年尽未来際まで『大難』即『広布』の全世界の民衆救済の御生涯を歩まれたのです。