単に“生きている”だけなら、
わざわざ苦しい山登りなど、する必要はない。
登山は、あえて『困難に挑もう』とする
文明人の行為である。
宗教もまた、
単に“生存している”だけなら、必要ないかもしれない。
しかし
『よりよく生きよう!』
『より高い境涯に登ろう!』とした時、
正しい宗教が必要となる。
登山が文明人の行為であるがごとく、
宗教も文化人、文明人の証しなのである。
『知性なき宗教』は独善になる。
しかし、単なる『知性』だけでは、『幸福を生めない。
『知性』が人類に欠けているのではなく、
欠けているのは、『慈愛をもった知性』である。
つまり『智慧』である。
これを広げるのが広宣流布である。
ただ純真というだけでは、
縁に粉動されやすく、
悪しき権威に利用されやすい。
自分自身できちんと、
正邪を見極めていける、
確かなる信仰者を、一人でも多くつくっていく。
これが今、最も正しく、最も大事な将来への道である。
『学は光』であり、
『知は力』である。
学理、道理には、
国境を超えて、万人を納得させる
普遍の光がある。
暴君さえも屈服させる正義の力がある。
学ぶのだ、民衆のために!
学ぶのだ、勝利のために!
『悩める一人を幸福にするため』に
貪欲に学ぶのだ。
〈写真の説明〉
◇ロッキー山脈の白い峰々が、青空に浮かぶように輝いていた。『女王都市』とたたえられるアメリカ・コロラド州デンバー市。1996年(平成8年)6月、池田名誉会長は、デンバー大学『名誉教育学博士号』授与式のため、同市を訪れていた。写真は、その折に撮った1枚である。
