最近、仕事を辞めようか過去にない位に本気で迷っています。

仕事自体が嫌とか人間関係が嫌とかではないです。少ないけどしっかり生活できるだけの給料は貰ってるし、残業もなく定時に帰宅しています。

自分の勤めている会社は社員数が3万人以上いる大企業だし、このまま勤めていれば定年まで何の問題もなく生活できると思います。

じゃあ何故辞めるか・・・?

それは、このままだと自分が移植した後に立てた目標を達成できずに終わりそうだから。

そして、透析に戻った時に絶対に後悔するから。

自分が移植した後に立てた目標は、①日本の47都道府県を全て行く・②ジャンルは何でもいいから障害者の日本一になる・③海外10ヵ国制覇(イースター島含む)

この三つです。①は既に達成しました。②は透析に戻ってからでも可能です。問題は③。

海外には移植してから今までで4ヵ国行ってるし、透析に戻ったとしてもアジアなら10ヵ国行く事は可能だと思います。

ただ、イースター島は無理なんです。透析してたら飛行機の時間の関係で絶対に無理なんです。

イースター島に行くためだけに仕事辞めるなんてアホでしょとかいう価値観の違いや、定年になってから行けばいいっていう何十年も先の事を言う人の意見は参考になりません。

移植してもう少しで4年になるけど、こういう生活をしている限りいつか透析に戻る恐怖と戦い続けます。

明日ダメになるかもしれないし、もしかしたら定年までもつかもしれない。

ただ、自分は透析に戻った時にイースター島に行っていなくて、『やっぱり行っておけばよかった』とは絶対に思いたくない。

後から後悔するような生き方だけはしたくないし、やらずに後悔するよりはやって後悔したい。

当たり前の事が当たり前じゃない事は障害者になって痛感しました。

ただ、移植して当たり前の事ができるようになったのに当たり前の事しかやらなかったら、透析に戻って当たり前の事ができなくなった時に絶対に後悔する。

失った機会は戻ってこないし、後から後悔する位だったら色々な物を捨ててそして犠牲にして決断すべきなのかなぁと。

自分の場合は透析導入が本当に突然だったから、今思い返すとその時は『あれをやっておけばよかった』とか『もっと色んなとこに行っとけばよかった』とか後悔しかなかった気がする。

障害者だし、今以上の会社に転職するのは厳しいかもしれない。もしかしたらイースター島に行った事で仕事が見つからず人生が終わるかもしれない。

自分の目標を取るか、安定した生活を取るか。

身体を大事にするのは当然だと思うけど、大事にする=長生きを目標にするではないと思う。

目の前にあるチャンス・平等に与えられた機会に全力を尽くす。そして、見逃す事のないようにするのが本当の意味で身体を大事にするって事なんじゃないかな。

『やるかやらないか』・『失敗を恐れて目標を諦めるか』・『やらずに後悔するよりやって後悔』

色んな考え方があるけど、最終的には自分で決断して自分の達成感を大事にしたい。

『迷うこと、立ち止まること、いっぱいある。ただ、どちらに進むべきか迷った時は今の自分のまま歩いていける道よりも、歩き方が分からなくても、どんな道が見えなくても新しい自分に繋がる道へ進む方がきっと楽しい』

こんな生き方してぇ~!!

今年は激動の一年にになるかも(笑)