私にはガンの先輩が2人います。
2人とも、私がガンになる前からの知り合いです。
2人ともとっても立派な方々です。
でも、ガンへの向き合い方は真逆です。
Aさんは男性で、10年くらい前に知り合いました。
Aさんは40代の働き盛りにガンになりました。
悪性度が高く、生存率が極めて低いガンだったそうです。
3年後の生存率は5%、5年後の数値はないと言われたそうです。
抗がん剤治療等、標準のガン治療を行い、徹底的に闘われました。
20年以上経った今、元気に過ごされています。
抗がん剤の後遺症は残っているそうですが、言われなければ分からないほどです。
もう一人、Bさんは女性で、私の左胸から血性分泌液が出てくるちょっと前に知り合いました。
私の身体、なんかおかしいな…と思っていた頃です。
彼女は過去に2度、ガンになりました(10年に1回ペース)
いずれも早期だったそうですが、標準治療は一切されませんでした。
気功や食事、運動など出来ることをして身体を整えました。
その2回とも、自力でガンを治しました。
えそんなことってあり得るの
話を聞いた時はとてもビックリしたけど、類は友ではないですが、彼女の周りには自力でガンを治された方がたくさんいます。
想像だにしない世界があるのだと感嘆したものです
AさんもBさんも、ガン闘病者の知り合いがたくさんいます。
お二人とも情報を発信されてるので、ガン患者が集まります。
皆さんわざわざ報告してくれるわけですから、それを親身に受け止めるお二人のパワーは本当にすごいと思います。
自分がかかったガン以外についてもとてもお詳しいですから。
私は家族にしか乳がんのことを話していません。
お二人にも、もちろん話してません。
Bさんには血性分泌液の話はしていて、おススメの乳腺外科も教えていただいてました。
そこはなるべく切除を避け、温存するように努めてくださる先生らしいのですが。
そこには行きませんでした。
両側を全摘したなんて言ったら軽蔑されそう
でも、価値観は人それぞれですからね。
私も主治医に温存を提案されました。
告知当初は全摘を勧められたけど、後日、カンファレンスを行った結果、両側とも残す道はあると。
でも乳頭の直下だからのっぺらぼうにはなるけど、形は大きくくずれないと思うから、と。
いや、どうせのっぺらぼうになるなら取っちゃいますと決めたのは自分です。
取ったら、左は結構な範囲で乳管にガンが見つかったと。全摘で良かったと言われました。
当初、右にはしこりがあったので、右の方がヤバイと想定していましたから。
どこかの乳腺外科医が「乳房温存手術」という言葉は誤解を生む!形は綺麗なままと勘違いさせてしまう。「乳房切除手術」と言うべきだ!と言ってました。
ほんと、そう思う。
Aさんは男性だから、両側を全摘したと言ったら刺激が強いかと思って言えません
「その歳で、可哀想に…」と思われるもシャクですし
お二人とも、私の元気な姿しか見てないので気づいてないと思います
でも、お二人と出会ってなかったらもっと動揺していたと思うし、今のように前向きになれなかったかも知れません。
Aさんはまだしも、Bさんは旅先でたまたま同席しただけのご縁。
不思議なタイミングで知り合いました。
お二人を見て思うのは、自分の身体に向き合って、前向きに生きること。
それが一番のガン治療な気がしてます
頑張りましょ~