両親の手に入れた中古のドームハウス生活が始まった。大体の引越しをすませ、荷を開きつつのんびりと過ごす毎日、気がついたらウッドデッキを活用していた。
朝起きて、デッキにキャンプ用のイスを出し(Helinoxの座りやすいやつ)、モーニングティー。
庭の木々を眺め、鳥のさえずりに耳を傾ける、高度1000メートルは母体の中と同じ気圧らしく、心地よくそしてまだ眠い。ぐっすりと寝たのに。
お昼まで大体デッキで太陽光を浴びながら読書したり、好きなことをする。また寝てしまったり。上裸でも誰にも見られないし、もちろん裸足、そう裸足でついつい出てしまう。家の中も無垢材だしあまり境界線を感じない、リビングの延長のような存在。
実はこれこのドームハウスを建てたBESSという会社の策略にまんまとハマっているのだった。BESSの冊子によると「リビングと繋がったデッキが家の内と外を曖昧にし、今まで味わったことのない開放的空間が生み出される」「ウッドデッキで外とつながれば、のびやかな自然の息吹を感じることができる」「たとえ小さな家でも屋根のないリビングとして使うことができ、小さく建てて大きく暮らすことができる」など自然とともに馴染めるコンセプトの一つだった。
お昼は折りたたみランチテーブルを囲みランチ。外にコンセントもあるのでそこにトースターをつなぎ、地元の天然酵母のパンなどを頬張る。デッキの一部は白樺の枝も伸びていて日除けになるし、お客を呼ぶのにも適している。多少家の中が散らかっていてもデッキにテーブルとお茶を出せば、むしろ室内より快適なおもてなしになる。
夜もろうそくと玄関の灯りでご飯が食べられる。夕方から始めれば夕焼けに染められた空を眺め、ひぐらしの声に浸れる。風も感じられるし、視界が少し暗い分、味覚がさえぎる。そして食べ終える頃には空に星が瞬く。
お皿を洗ったらまたデッキに出て、おとといは引越しのダンボールを敷いて寝っ転がり、天体観測、1日遅れた流れ星が尾を引いて消えた。このまま寝ても良いくらいだったがベッドに戻った。
うーむ、ほぼデッキで過ごしているではないか!東京でもベランダを好んでいたが、デッキはその3倍は心地いい。ぜひとも家を手に入れるならウッドデッキ付きをお勧めする。
これは夏の特権かもしれないが冬もきっと冬のデッキの過ごし方を見つけるであろう。