ここ数年、
アパレルや雑貨店などの什器でもよく見られる、
シャビーと呼ばれるテイスト。
木や金属の古来からの素材が、
経年劣化して朽ちかけたかんじを模倣したものです。
時間がたって、
数年後にそうなることを想定した施工は弊社の得意とするところですが、
最初からそのテイストを出してしまおうというのはちょっとニセモノっぽくて
今まで手を出してきませんでした。
店舗などでよく見られるものは、
敢えて塗料を薄くしたり、
雑に塗ってみたり、
いかにも手を抜いてそれっぽいものを安く作ろうとしているのが胡散臭いし、
何より安っぽい仕上がりが許せないことがありました。
朽ちていく美しさと、
物や道具を愛し、
慈しむ心がそこには感じられません。
このブログをはじめてから
あちこちのインテリアや手作りのブログを覗くようになり、
そこでのいわゆる「シャビー」には、
素材や手作りの暖かさや、物や道具に対する愛が感じられ、
「これなら作ってみようかな」「作ってみたい」と思うようになりました。
そこで、
とりあえず何も考えず、
自分なりに「シャビー」を表現してみました。
が、
結果は惨敗。
思ったとおりのテイストはなかなか出ません。
素材は敢えて雨ざらしにしておいて、
塗装前に研磨せず、
ステインを数回塗り軽く研磨。
最後にOPを二回、
そのあと研磨。
写真は、
知人宅で必要なので作って欲しいと依頼されたシンプルな棚です。
サイズ的にはバッチリだし、
「かわいい」と気に入ってくれたのでとりあえず今回はよしとして、
次回から研究を重ねてみます。


