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Jammed Egg

いつもありかとうございます!
粗末ながら自作小説を書かせていただきます。
ぼちぼち更新していきます。

日常のひとこま(25)

 

 残りの時間は、実家の畳の上でごろごろとしながら過ごし、あっという間に帰宅の時間がやってきた。

「じゃあ、行ってきます」

「これ持って帰りなさい」

 母親が紙袋を押し付けた。ずっしりとしたその中を見ると、食品から洗剤まで様々なものが入っている。

「なんでまた……」

「あんた、一人やとすぐに、なんもせんようになるやろ?」

「そうやけど」

 そうなのだ。穂乃香がいるから、いろんな家事をこなしているが、本来は怠け者なのだ。一人暮らしをしていた頃も、休日も何もせず洗濯しなければならない衣服に埋もれて寝ていたくらいだ。

「いいから持って帰り!」

「わかった」

 ありがたく持って帰ることにして、ずっしりと重い紙袋を抱えた。

「駅まで送っていくわ」

 父親が車の鍵を持って家玄関に出てきた。

「いいの?」

「ああ、行ったる」

「ありがとう」

 母親に見送られ、家を出る。父親の運転する車に乗り込み、駅まで無言の時間を過ごした。

「いつでも戻っておいでや」

 降り際に父親はぶっきらぼうにそう言った。

「ありがとう」

「穂乃香さんによろしく」

「うん」

「元気で、気を付けて」

「父さんも。じゃあ、また」

「おう」

 車のドアを閉めると、父親が車を出した。去っていく車を見送り、駅の階段を上って行った。

電車に揺られて、すっかり、夜が訪れた後、前の道路から見上げた自分たちの部屋は、すでに明かりがついている。階段を上り、廊下を進む。見慣れたドアをインターホンを鳴らしてから開けると、穂乃香が奥から顔を出した。

「おかえり!」

「ちょっと遅くなっちゃった」

「待ってたよ!今日は、私がご飯作ったんだよ!」

「ありがとう。ちょっと疲れたから、あとで食べるよ」

「えー、一緒に食べないのー?寂しいよー」

 甘えたように駄々をこねる穂乃香に自然と笑みが浮かぶ。僕は、この日常を、壊さないように大切にしたい。そういう思いが心の奥底から湧き上がってくる。

「そうだ、お土産」

「ナニコレ!?」

 ずっしりとした紙袋の方を渡すと

「なんだか実家帰りの学生だね」

と言う感想が帰ってきた。

「そうめんもあるし、にゅうめんにして食べよう」

「わかった!」

 穂乃香の顔は作ってくれるよね?と言う顔だ。

「明日作るから。それとこれ」

 本を渡すと、カバーのかかった表紙をめくった穂乃香の顔が明るくなった。

「これ、欲し方やつ!全然売ってなかったのに!」

「普通に売ってたよ」

「田舎ってやっぱり需要と供給の関係が……」

「確かに田舎だけど、ちょっとひどくない?」

「ひどくない!」

 穂乃香はどこか嬉しそうだ。

「そんなに嬉しい?」

「うん!」

「そう。買ってきてよかった」

 穂乃香はその言葉を聞くとひどくがっかりとした顔をして何かつぶやいた。「帰ってきたのが嬉しかったのに」と言ったような気はしたが、気のせいだろう。

「何か言った?」

「なにも。さっそく読むね!」

 穂乃香はソファの前のマットに寝そべって本を読み始めた。

「ホノ、お風呂わかした?」

「わいてるよー。先入って寝たら?」

「ありがとう。そうするよ」

 バスタオルをいつもの場所から取って風呂場に行くと、脱衣所のカゴはいっぱいになっていた。

「やることもたくさんありそう……」

 ゾッとしながら服を脱いで風呂場に入ると、換気扇が回りっぱなしだった。

「言わなきゃいけないこともたくさんありそう……」

 その日は風呂に入っておとなしく布団に入った。

 

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いつもありがとうございます。

いいね、コメント励みに頑張っています。

 

職場でビールをもらってきました。

久々のビールとってもおいしかった!

後でお礼言っとかなきゃいけませんね。

 

今後も槐木とJammed Eggをよろしくお願いします。

 

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