北斗晶さんの乳がんのニュースは、女性にとってかなり衝撃的だったと思います。

私は左胸の乳がんで乳房全摘出及び脇のリンパ節を切除してから17年が経ちます。

元キャンディーズの田中好子さんが、最初の乳がん発症から18年で再発して亡くなったのは4年前。

「まだ安心はできない」と言う主治医の言葉は本当なんだ、と思わされた出来事でした。

そういうわけで、私には「死と隣り合わせ」という感覚がいつもあります。
言い換えると「生かしていただいてる」感。
自分の意思で操ることのできない「命」の尊厳。
人は皆、限られた時空に置かれた存在なんですよね。

いわゆる「告知」を受けた時、ショックと共に片隅で「よかった」という思いがありました。
不謹慎と言われるかもしれませんし、批判もあるかと思いますが、
「大切な人たちとのお別れの時間が持てる
」ことをとてもありがたく思ったのでした。

事故などで突然命を落としたなら、この世での歩みに片をつける時間がありません。
癌なら「余命」があります。
私の人生のページにともに足跡を刻んでくれた一人ひとりに、ありがとうの気持ちを伝えてから去ることができる。
これはうれしいことでした。

今、私は余命何年なのでしょう?

毎日を余命ととらえて、大切に生きたいと願っています。
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大根、収穫しました。
デカイですっ!