今年の漢字が何故か「安」になりました。
思えば今年は流行がない一年でした。
流行語大賞のトリプルスリーなんて聖子さんに聞いても「そんなの知らね」と云われそうです。
ついでに爆買いは別に今年の現象とは云えない。
2015年は何となく過ぎた冷めた年でした。
今年だけの現象であって欲しい。
緩やかな諦めに似た失望が絶望に向かわないために。
60年安保闘争で学生たちが敗北した後、新たに生まれた言葉が「シラケ世代」でした。
経済が豊かになり、暮らしが向上しながら、どこか欠けている。信念や理想、主義主張から目を逸らしながら。
当時ほど経済発展できない熟れすぎたこの国で豊かに向上も出来ず、ただただシラケる。それが少し怖い。
SNSが世界を開き、世界を広げたという錯覚。SNSは確実に世界を狭め、世界を閉じた。自己世界という中に押し込められた。
私にはそう見えます。
自己を寵愛し、自己を盲信することの恥ずかしさ、滑稽さをしっかり感じようと思います。
私の今年の目標は穏やかに過ごす事でした。最近やっと穏やかになれた気がします。
同時に、
少し物足りなさを覚えます。
来年、この欠けを何で埋めるのかについて残された今年のうちに考えてみようと思います。
制作勝木