おかげ様で、母の腰の手術は無事に終わりました
なんかさ。
手術室から帰ってきた母は、当然だけど意識が無いほど眠っていまして。
「おかーさん、手術終わったよー。部屋に帰ってきたよー」
と、声をかけても目が開くことはなく。
指をフリフリさせて、一応挨拶してくれました
1日経って、今日も仕事帰り様子を見に病室へ。
あ、書き忘れてたけど、母が入院してる病院は、私が働いている病院なんです
まだ、眠ったままの母。
フットポンプの音だけが、ぷしゅーぷしゅーと鳴っています。
「おかーさん、気分はどーお?」
の呼びかけに、微かに目を開ける母。
まだ麻酔が完全に切れてないのか?
それとも点滴に眠くなるお薬が入っているのか?
母はぼやーっとしながら。
「雷、すごいよね」
と言った。
…ん?カミナリ?
ずっと院内で仕事してる私は、雨が降ろうが雪が降ろうがカミナリが鳴ろうが、分からないところにいる←検査がメインのお部屋なんで、窓が無いのよ
「雷、そんなすごかった?」
「おとうさん、今日何も食べてないんだって」
…ん?
「おとーさん、何も食べてないの?」
「すごく、雪が降ってるの?」
…ダメだ、会話が成り立たない
まだ意識が朦朧なんだろうな。
眠い…と何度も目を瞑る母を見て、「明日か明後日、また様子見に来るからね」と言って帰ってきました。
明日か明後日という言葉が、母の耳に届いたかは分からないけど。
…いつもしっかりものの母。
薬のせいとは言え、なんか母じゃないみたいだったな。
あんなにちんぷんかんぷんになってる母は、初めて見たな。
…ちょっとだけ、涙が出そうでした
まあ、でも。
この手術は、これから元気に長生きするための手術。
麻酔が切れて、意識がハッキリしてきたらいつもの母に戻るでしょう
来週からはリハビリも始まるだろうし、今夜が頑張り時だ
頑張れ!母!