針生検が、本当に恐怖でした。
薄暗い部屋で、エコーを見ながら先生が、何回も手を止めて、画像を撮ってました。
しこりのところを何枚も。
脇のリンパ節のところを何枚も。
鎖骨あたりも何枚か撮ってました。
あ、撮ってたかどうかは分からないんですよ、手が止まって、機械を操作してたと言うだけで何をしてるのかは、分からないんですけど…。
その度に、恐怖でした。
脇の細胞診をしました。
鎖骨のところは、何もしなかったです…。
しこりには針生検。
気づいたら、4人に増えてて(多分麻酔医?)恐怖倍増でした。
4回細胞を取るバチンと言う音がしました。
4回目は、めちゃくちゃ痛かった。
止血を入念にしてもらったけど、家に帰ったら大きな絆創膏が血で滲んでいました。
診察中の先生の言葉。
こんなに待って大丈夫なんですか?悪くならないのですか?という私の問いに。
「仕方ないよね、病理を急かす訳にはいかないし。これから手術となると、もう少し待つと思うよ」
私の今の現状は、どんな感じなのですか?の問いに。
「今分かっているのは、乳がんの疑いがあると言うことだけです。」
乳がんだとして、治る可能性はありますか?の問いに。
「乳がんに治ると言う言葉は適切ではないんですが、5年10年元気に暮らしてる人はたくさんいるし、がんが消えた人もいます」
この先生は、たぶん、検査が終わってからじゃないと何も言えないんだなと思った。
1ヶ月前に紹介元でやった検査も、話も、全部無駄だったんだ、と思った。
結局マンモもエコーも撮り直し。細胞診も結果が出てるけど、一昨日の針生検で確定診断だ。
紹介元の先生はステージ2bで、10年生存率はどれくらいで、寛解、根治する癌ですと言ったけれど、ここでは、まだ乳がん疑いの状態。
スタートラインよりも後戻りした。
この先生が悪いわけじゃない。
でも、私は。
大丈夫大丈夫!
って言って欲しかった。
心配するな。治る治る!って。
最後に先生が言った、「あまり気にしないで」だけが、唯一安心できた言葉だった。
これが、メンタルがズタボロになった理由です。