知らない病院の中は。


受付が10人くらいと、患者さんが3にんくらい。


ぼおお…と古いエアコンと待合室のテレビの音。


恐る恐る受付を済ませて、待っていると心細くて涙が出てきた。


こんな知らない無機質なところに、1人でいるのが、どうしようもなく怖かった。


着替えてマンモ検査へ。


検査着はピンクのパリッとのりが効いた検査着で、胸にピンクリボンの絵がついていた。


マンモの機械は普通のちゃんとしたもので、ちょっと安心。


検査が終わり、しばらく待っていた。


この時間が地獄。


たぶん15分くらいなんだけど、めちゃくちゃ長く、油断すると涙が出てくる。


やっと診察室に入ったら、おじいちゃん先生だった。