職場に嫌な女がいて。
もう50も超えてる女だけど、とにかく人の陰口がすごくて。
暇さえあれば、あっちでコソコソ陰口。
こっちでコソコソ陰口。
しかも。仲良さそうに見える人の事も、その人がいなくなると陰口を言い出す。
お前ら、仲よかったんじゃないのかよ?
そんな女と、そんな女の仲間たちの職場だから。
当然、意にそぐわない奴はみんなの標的。
ま、そうだよね。
標的を作らないと、自分らの中の誰かが標的になるもんね。
そう言う奴らは、みんなそう。
標的作ってそいつの陰口を言ってないと、不安になるんだよ。
すごい酷いことばっか言ってるから、仲間じゃなくなると、この酷い言われようが自分に来るのを恐れてるんだ。
標的が小さなミスを一つする。
聞こえるように、陰口。バカ?アホ?頭悪いよな。できねーなら辞めろ。
仲間が同じようなミスをする。
まー、そう言うこともあるよね。うちら仲良しだもん。フォローしあお。
そして、ミスした人がいなくなったとたん。
アイツ、またミスしたじゃん。
うちらがフォローしてるから、やっていけてんじゃん。感謝しろ?あー、うぜぇ。
見てて、気持ち悪い。
50過ぎたおんな同士、よくもまあ…会社の小さな一部分で、大統領にでもなったつもりか。
昔、会社を去って行った人が、去り際に言った。
アイツらとうまくやらなきゃ、ここの部署ではやっていけないよ。
ゴマすって、つまらない事でも笑って。人の陰口に付き合っていけばいい。
仕事だと思って。
冗談じゃない。
何、ここ?王様と乞食なの?
頑張って、一年半働いた。仕事だと割り切って。
仲間にならなかった私は、標的になった。