私のブログに寄って下さる方は、マレーシアに駐在帯同で来ている方をはじめ、これから駐在あるいは教育移住を予定している方も多い。あしあと

どうすればマレーシア生活を楽しめますか? 

えっ目? 

そんな直球の質問も時々いただく。
 “楽しい” の物差しはひとりひとり違うので何とも言い難い。20年も住んでいるといろいろと麻痺しがちだけれど『住まわせてもらっている』という意識だけは忘れずにいようと思っている。

あまり『日本だったら…』に拘らず、好奇心旺盛にいろいろ経験してみることだと思う。傲慢な外国人になってしまったら、あらゆるチャンスが逃げて行く。

数年住んで気づけば習い事の先生も美容関係でお世話になった人も全て日本人。日本人のほうが高い技術を持っていると思えば当然のこと。間違いではない。欲しい情報も日本語で入ってくるという特典もある。

日本語で気兼ねなく楽しんだお友達とのランチやショッピングも良い思い出ばかり。でも、本帰国して「マレーシアに住んでいたの?マレーシア人のお友達出来た?」の問いに「うん!」と答えたい、「マレーシア人てね…」と語りたい!

…という場合は、自分で殻を破らないと。
補助輪を外して走ってみないと。

親しくなりたいなと思える人に会った時、英語が上手く話せればもっと会話が弾むのにと凹むかもしれない。でももっと大切なのはこの国を楽しみたいと思っている気持ちをまず伝えることだと思う。

I really want to learn more about Malaysia!
(マレーシアのこともっと知りたいの!)

I love local(Malaysian) food!
(マレーシアの食べもの大好き!)

国籍を問わず、大人になると誰かと親しくなるのはホントに難しい。でも、トライ&エラーを繰り返して良い出会いを待てば良いと思う。失敗もイライラも必ず糧になるから。

焦らないで…

小さな努力を続けていれば、帰国の日には抱きあってオーイオイ号泣できる素敵な友達が向こうからやって来る。

いろいろ言っているが、私自身それほど器用でなく人付き合いが上手い方ではない。本当に心から信頼出来て大好きだと思えるマレーシア人の友達が出来るまで何年もかかっている。マレーシアで出会ったシンガポール人も含めて4人だけ。

先週、コロナの影響もあって久し振りに4家族で集まり、大好きな友人にも会えた。

キラキラ 相変わらず素敵なセッティング
(友人の息子さんの手が写り込んでしまった…💧)

私達の他に中華系マレーシア人ファミリーが2組。
ホストは40代にしてほぼ世界中を旅したカッコいいカップル。日本にも何度も行っている。

いつものことだが、ご主人が張り切って料理を作り振る舞ってくれた。いつもニコニコしているインテリな彼は話もとても面白い。気取らない奥さんのおもてなしも素晴らしい。

キラキラ ご主人渾身の作 チキン・レンダンとナシレマ

私はレンダンとナシレマは外で食べるか買うものだと思っていた。笑い泣き

キラキラ 辛さ控えめでめちゃくちゃ美味しい

キラキラ ウコンをたっくさん使って作ったそう

作り方を丁寧に説明するご主人は、材料はマレー語で言うので、あまり凝った料理をしない私は皆目わからないことがある。

例えば、クニッ(kunyit) と言われても、→ ターメリック(turmeric) → ウコンと変換に時間がかかる。

キラキラ オレガノたっぷりのチキンのオーブン焼き

キラキラ おすすめはこのオレガノなんだそう

「どこでも買える安いオレガノと塩をまぶしただけのチキンだよ。200°で45分待ってるだけウインク」と彼はチャーミングに言うけれど、これが柔らかくて美味しくてウォーイハートと声が出てしまった。

キラキラ 大好きなDuku Langsat

小さなジャガイモのように見えるけど、甘酸っぱい果実が詰まっている。これ食感が独特で美味しくて手が止まらなくなる。今回もお土産にたくさんいただいた。あぁシアワセ♡

キラキラ 高知の生姜と沖縄の黒糖で出来たしょうが湯

そして最後に「これジンジャーティーよね?」と奥さんが持って来た。中華系でも英語ネイティブで漢字が読めないので、写真だけ見て買ったらしい。

沖縄の黒糖入りだなんて美味しくないわけがない。濃厚でカラダに染入ってきた。(うちなーちゃ〜ん♡)

長く住んでいても、きちんと学習していない私に、皆がマレーシアの習慣や食べものについてたくさん教えてくれる。毎回面白いし勉強になる。

そして日本のこともいろいろ聞かれ毎回焦るあせるパック

マレーシア生活を楽しむには、まず自分の思うマレーシアの良いところ、そして日本の良いところをリストアップして言えるように練習しておく。(マレーシアが嫌いでも毒は後で吐けば良し)

そしてマレーシア人にホームパーティなどに誘われたら、苦手だなと思う輩がいても行ってみる。(そう、毒は後で吐けば良し) 必ず得るものがあるから。

負担に思わなければ、自分の家にも招いて、美味しいものを一緒に食べる。

これを繰り返したら、きっと日本に帰って「あぁマレーシア楽しかったなぁ」って思うはず。

あぁお腹が空いてきた…。

私は「あぁマレーシア美味しかったなぁ」って言うんだろうか。爆笑