これは、転職してしばらく知り合いの所で早朝の農業バイトしていた時の体験である。


ニラの収穫を早朝から手伝っていたのだが、体力作りも兼ねて家から8キロの職場まで自転車で通勤していた。


そんなある日の早朝、いつも通り朝の4:30ぐらいに地元の川沿いの雑木林の中の砂利道を自転車で走っていた。


その道を通るとかなり近道なので、

街灯もない真っ暗な道なのだが、

自転車のライトを増設して明るくして走るようにしていた。


その道沿いに古いコンテナが破棄されていたのだが、何か嫌な気配はしていた。


そして、コンテナの前を通り過ぎるくらいに、後ろから人の気配がしたので振り返ると子供のようなものが後ろから追いかけてくる。


よく見ると小学生か幼稚園児ぐらいの男の子が暗闇の中を走ってくる。

もちろんそんな時間に子供が一人で走ってくるわけはないので、生きてる少年ではないと思い、慌てて自転車を漕いで、公道に出ると気配は消えて誰も居なくなった。


後で調べたら10数年前に、ある男が幼稚園児と女子学生を殺害して、

遺体を廃棄したコンテナがその道沿いにあった事を知った。


コンテナには幼稚園児が捨てられていたのだが、何かを訴えたくて着いて来たのかは分からないが気の毒に思い、後にそのコンテナに花束を備えてご冥福を祈って来た。