大雑把に、関東から東北への移動。かなり長距離に感じる、が
埼玉南部から首都高>東北道へ入り、3時間程度の道のりで済む、移動距離210km
以外と簡単に行ける距離である。
酷暑になる関東での採集から,試験的に。爽やかで楽な採集への転身であるので、実績やら経験は全て置き去りにする事になる。
樹液では樹液の、灯火では灯火の楽しみ方が在るに違いない。
ならば、その楽しみ方を現地で吸い尽くすのみ。

檜枝岐から50kmほど手前、程好い街灯があったので、チラ見すると、なんと、スモールサイズではマイギネス級のミヤマ、31ミリ!
可愛い・・・・・オオアゴを目の中に入れても痛くない位に。。。。
いやいや、やりませんけれども。
極小個体好きの私にはたまらない1匹だ。パピコタソがゲットしてくれました。

カブトとの比較。
栃木の宇都宮を過ぎた辺りから、樹木の植生も変化していく。
矢板インター付近はスギ植林が多く、それを超えると、ブナ帯に変わる。

檜枝岐に近づくにつれて(ここは約30km地点) 虫の量が多くなっていく。
この蛾の量を見たときには、ああ・・・関東とは違うな。。。と体感出来る。
体感と言えば、湿度が低い為、高い気温も苦にならない。
28度で軽い運動をして、やっと汗ばむくらいの湿気で爽やかだ。

ざっと見て回って、とある街灯で見つけた、オオクワ♀の羽

初日で痕跡を発見出来るとなると、そこそこ期待できそうな気がしてきた。
関東で樹液採集をしていても、オオクワの痕跡を見つける事は極めてまれで、もし自分が見つけても、後の採集者にみつからないようにすぐに隠してしまう。
檜枝岐はそうではないのだろう。オオクワが当たり前に居て、たまに採れてしまうのでしょう。
が、過大な期待はしないでおこう。何せ初めて来たのだから。
他の採集者に話しかけてみて情報を集めるというのも1つの手かもしれない。
初日の晩は、街灯位置や情報収集、雰囲気の把握をして、オオクワの羽こそ見つけたが、実績が出来ないまま終了した。
終了時間、朝3時
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で、2時間後の朝5時台
ぱぴこがもう起きていて、「そこのブナの穴の中にクワガタが居る」なんて言ってます
この子はどこまでクワ馬鹿なんだろう。。。2時間寝て目が空いたらクワガタの事を考えて、20秒で採集に入る。どんだけ・・・
もう少し寝かせろーー・・とか思ったが、おそらく私のイビキで起きこされて、本当に寝かせて欲しかったのは、ぱぴこの方に間違いない・・・・
少し目を覚ましたトコで、いきなり崖上の山に入って材を探す。
檜枝岐に2泊3日で来たからには、やれる事を全て遣りつくして、悔いが残らないようにしたい。
山に入って驚いた。転がってる材が、関東のそれとは全く違う
胴回り1,5メートルから2メートル、長さが7~8メートルあるような巨木が横たわっていて、あらゆる部分に虫が穿孔した穴が空いている・・・・
そんな材が、私が入った山には15~20本あった。
付近の朽ちている部分の容量だけで20立方メートルはくだらない感じだ。
そんなのを1つづつ割っていては切りがないので、体力を残して、有名林道に入ることにした。

ここの林道では、ミヤマとヒメオオが採れるらしい。
らしい、というのは・・・
私らは1匹も見つけられなかった。。。
すれ違った大学生に、捕まえた個体を見せてもらうと、50ミリ近くある大きめなヒメオオをGETしていた。
年寄りの私らは、体力が続かなくて、途中で諦めて引き返した。
そりゃ朝5時起きで、朝食なし水なしで1時間も登れば疲れるって^^;;
この時点で、街灯は空振り、林道も材割りも空振り。
元々ボウズを覚悟していた採集とはいえ、オオクワの気配を感じつつも収穫無しだと、気持ち的に辛いものがある。。。
今晩の灯火に期待するしかない。
てことで温泉街で温泉に入り、ロッジにチェックインして、夜に備える事にした。
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先日も予告したように、今回泊めさせて頂くのは、ロッジ渓山さん
夕食と朝食が付いて、灯火総研さんのライトまで貸してくれて1万円でお釣が来るという。
採集者向けのロッジのコンセプトは、「手ぶらで灯火採集が出来る」
じゃむじゃむ的には 「ビール飲みながら、だらだらとオオクワを採りたい」
。。。。。

ロッジ前には灯火用のスクリーンを設置してある。
ビールでオオクワも夢じゃない!(シツコイ
チェックインを済ませて部屋に入ると、2人とも速攻で爆睡した。
そりゃ2時間の睡眠で山登って材割って林道を1時間歩くとか、後の事を全く考えてない遊び方をしたのだから、仕方ない事ですが。
体力が在れば、渓流での釣りも楽しめるようですヨ

夕食は、鮎の塩焼きに、カモ肉のスモーク
山菜の卵煮、キノコスープのつけうどん、それとキノコ入り豚汁でした。
手作りの夕食には、ロッジの奥様が力を入れてそうですね
別注で、シカの刺身、バター焼き等もあるみたいです。
あとビールも^-^
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私らが今回お勉強してみようと思ったのが、灯火を炊いての採集。
高畑スキー場という、ロッジから2km離れた有名灯火場所。
前々から気になっていた灯火総研さんのハンディライト4発(バッテリー式)をレンタルして頂いて、19時~23時で試してみた。

この山間に灯を照射する。
狙いは、谷間のv字に、当てる面積を考えて方向とフォーカスを定める。

ライトを設置して、日没を待つ。

設置方法が間違っている気がするが、場所を予約した証に、幟を掲示する事になっている。

そして、19時に照射開始。
車のライトもHIDでホワイトなので、横で点灯する。
が、どうも色温度がオレンジに近い。。。
隣で灯火をやっている、名古屋の人に話しかけてみた。
クワ好き同士で、アホ話で盛り上がっていると
名古屋の人:「茨城って、クリの木でオオクワ採れるんですか?」
ぱぴこ:「ぶっ。。。それ、うちの師匠の事ですよ・・・あれは採った人が物凄い人で・・・普通じゃクリでは採れないですよ」
それを聞いて、私も、ああ、あの記事の事か・・・・と悟った。
にしても、オオクワの世界はニッチで、世間は狭いものである・・・
そうこうしているうちに、名古屋の方の灯火にオオクワが・・・

小歯のオスが飛んできた。(♀は前の日に採ったものらしい)
で、すぐ私の横にもオオクワが!!!(勿論それも名古屋の人の灯火に)

うわーー。。。凄いな
で、私らのライトには、21時になってもさっぱり飛んで来ない。
ミヤマ、アカアシ、ミヤマ、コクワ、ミヤマ。。。と、ポツリポツリと飛んでくるが
オオクワは本気で本気の丸坊主の予感。。。。
ロッジで灯火を炊いているのを思い出して戻って見る事に。
すると・・・・

中歯オスが飛んできていたらしい
ロッジに泊まっていた方がゲット
目測で56ミリ、実測55,5ミリ
やばい・・・ボウズなのうちらだけ。。。。?
スキー場に戻り、ぱぴこに様子を聞いても、オオクワは飛んで来てない様子・・・
私はほぼ諦め状態で、ビールを飲み、ぼーっと待つ。
そしてそのまま、見せ場も無く灯火の時間が終了してしまった。。。。。。
なんたる惨敗感!
これが灯火か。そうそう甘くはないなと実感した。
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諦めモードの私を助手席に乗せて、ぱぴこが、「街灯見に行ってから諦めましょう」、と街灯廻りを決行。
前日集めた情報を頼りに、20km程のドライブ
アカアシ、コクワ、ミヤマのオンパレード。
とある街灯で、大きめの何かを見つけた。
酔っ払いの私が助手席を降りて見に行くと、なんと・・・・・・・・・・・・・・
オオクワのオスが、潰れている!
でかい、、、60は余裕で超えている、ああ、、勿体無い・・・・・
この轢死体をみてぱぴこに火が付いたか?
その後また♀の轢死体が・・・
なんてついてないんだ・・・・ほんの数分早く来たら、オスメスゲットの所を、1歩遅かったが為に・・・・
だめだ、、、本当に諦めよう・・・・
檜枝岐もそんなに甘くない、採集圧も高いし、一般車がオオクワを轢いていく
最後の最後、ここら辺りの街灯を見て帰りますか・・・・
次の街灯を見ると、なんかのメス歩いてるなー。
助手席を降りる。
ああ。xxのメスだ(酔っ払って頭ぼーっ。)

酔っ払いビジョン ↑
ぱぴこにみせると
ぱぴこ:「えええええええええええええええええ?オオクワじゃん!やった!やった!やった~~~やった~~~~やった!!うれしいい~~~やった~~~~~やったあ~~~~~~~~~~」
じゃむじゃむは、一緒に喜びを分かち合う前に、ぱぴこの喜びっぷりにドン引きした^^;;;;
しかし、本当にビール飲んでオオクワ捕まえちゃったなぁ・・・

檜枝岐は、30~40匹クワガタを捕まえると、1匹オオが混じる感じで、オオクワの気配もかなり感じる。

このオス、潰れてなければ64ミリ、メスも潰れていた。
中央のは捕まえた個体で36ミリ
檜枝岐の持つ地域の実力は確かで、誰もに平等なチャンスがある
爽やかに気持ち良くビールを飲みながら、のオオクワ採集を達成してしまった。
いいのか・・?こんな事で・・・・
いいんです!^-^

クワガタを拾う事も、樹液と同じように面白いものだなーと感じました。
今年は、樹液で2、街灯で1のオオクワ3頭目になりました。
ぱぴこタンがワイルドメスを欲しがっていたので、ぱぴこタンがお持ち帰りしました、まる。