この日付で、ごく一般的な人は、クワガタの樹液採集が出来るとは思うまい。
5月から採集を続けている私らにとっては、真夏なんかより全然、採集向けの気候に感じる。
蚊は17度以下だと活動しなくなり、木に登っても汗をかかない、うるさいカブトムシやカナブンも居ない
夕方17時半には日は落ちて、クワガタも早めに活動を開始する
虫が動く気温にさえ上がれば、まさにベストシーズン。
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某所のポイントに到着。
虫が動く気温にさえ上がれば、の部分を確認する。

コクワ

まだ虫は動いてる。やはり。。。
まだシーズンは終わってない

しっかりペアで居る。外気温は20度。
ぱっと見た洞にムカデが居るのを、棒でつついて落とす。
ムカデは、ぱぴこがものっそい苦手なので、居たら出来るだけ排除してあげる。
代わりに、ぱぴこはクモの巣があっても前進できる。持ちつ持たれつだ。
そのムカデの洞を自分がチラ見して素通りし、奥にもある洞をチェックする、ぱぴこがそのムカデ洞をチェックする。
こうやってコンビネーション的に探索をする。
ぱぴこ 「いたいたいた・・・・・・・オオクワ!」
じゃむじゃむ 「オオクワ・・・・・・???」
コンビネーション的に、といっても、大抵の大物は、ぱぴこが発見する。
「持っている」のだろう

この画像の位置。
隙間を横から回りこんで覗きこむようにして確認しないと、パッと見ただけでは絶対に見つからない位置
ぱぴこが戦闘体勢に入り、10分程格闘。。。。。。。
画像の位置よりすこし後退されてしまい、ガッチリはまって動かない。
オオクワとやりあった事のある人は知っているとは思うけど、防衛体制に入られてしまって、掻き出し棒でもピンセットでもびくともしなくなってしまう。
ぱぴこがオオクワに負けて疲れ始めたので、画像を採らせて貰った。

うーん・・・大アゴの形状が隠れるほど、隙間に食い込まれてしまっている
これは確かに、一筋縄ではいかないだろう。長期戦の予感がする。

表から突いてもらって、動きを確認しても、本当にびくともしない。。。。

角度を変えて見ても、隙は見つからないどころか、樹皮も虫も傷つけないで採集するのはかなり困難なことを再確認してしまった・・・・・・
暫く撮影した後、ぱぴこが回復して再チャレンジ

上から突いても、下に潜られては掻き出せないので

下にかきだし棒を突っ込んで、脱出コースを限定するが・・・・

状況は全く好転する気配を見せない。
そしてぱぴこは力尽きた。
ぱぴこ 「樹皮傷つきそうだし、虫も傷つけそうだし、出せそうも無いので諦めます・・・」
戦闘体勢から15分程で、進展が一切ない。諦めてもいい状況ではある。
しかし、ちょっと考えた後に言葉を掛けた。
じゃむじゃむ 「ぱぴこ・・・あの虫は、採らないでもいいし、もし仮に取れても逃がしてあげる、でもいいよ。
けどね?時間はまだたっぷりあるよ。
今回オオクワに負けて諦める事、大人採集を経験するより、あの難易度を攻略してスキルアップに繋げた方がいいんじゃない?
粘って粘って粘って、それでも採れないなら、それはそれでスキルアップになる。
難易度が高くて、なっかなか採れないから楽しい。会えただけでも思い出に残る。それは解るよ。
まだ10分少々しか戦ってないじゃない?本当にそれでいい?
出来れば、スキルを伸ばそう。経験は大切だし、負けてもいいから次に繋がる負け方をしようじゃない。
1時間でも2時間でも付き合うよ 」
基本的に私らは、見つけた人に権利がある感じの採集をしている。
私が連れて行ったポイントでも、オオを発見したぱぴこが諦めたら、私には何の権利もない。
ぱぴこが疲れて交代し、私がオオを1分程つついて見ても、横で、採れないのが解っているぱぴこが、「もう諦めてもいいんじゃないですか?他のポイントもありますし・・・」的な事を言ってくる。
自分に出来る事は、「後押しやサポート」なのである。
後押しして、いい思い出にする事、これが同行者の仕事だと思っている
にしても・・・・
私は、これがオオなのかすらまだ確認出来て居ない。
上から突いたときに間近で見たが、オオなのかどうか解らない。
ぱぴこが少し冷静になった後、2人で少し攻め方を考えた。
会話をする事で、1度は諦めたハートに火が付いたんだろうか。
まだ試してない事は沢山ある。
思い切って作戦変更をする事にした。
オオから10分、目を離す。
1度車に戻って、気配を絶って、再チャレンジだ。
その前に、、、
本当にこれがオオなのか位、サポートする私にも確認させておくれ・・・www
写真を10枚ほど、角度を少しづつ変えながら撮影
ついに大アゴを捉えた。

中歯か・・!?サイズ的には小さめ。間違いない、ワイルドだ。
そして10分程戦略的撤退。
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オオに気付かれないように、ライトに赤いセロファンを装備
足音を殺してポイントに近づく。。。
動画のような状況が10分単位で続く。
試しに洞をコンコンと叩く。こうするとキツツキの音に似て、オオクワが嫌がるそうだ。
少し動いた。
動いたらお尻のとこに木の枝を詰めて、それ以上は後退させない。
そうして約20分

やっとこの状態に。しかしこの状態から掻きだすのも無理。凄い力だ。。。。
ぱぴこ 「うぉおおおおおお、絶対抜いてやる!」
凄い気合の末、更に約10分後

出た!抜いた手で、そのまま私に渡す。
オオクワだ。
こんなに手強かったか、オオクワは・・・・
最初に15分、その後10分待機で、動かすまでに20分、抜くまでに10分
発見してから約1時間。

ぱぴこメジャーで50ミリ
ワイルド中歯
諦めないで頑張って良かったでしょう?粘りを覚えて経験にもスキルアップにもなった。
何より、思い出になった事でしょう
この個体は逃がしてあげる事にした。来年また出てきて楽しませておくれ。
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その後、大きくポイントを移動。チビクワが居る朽木と、夏にみつけた巨木を確認。
巨木の方は、なんと樹液がだらだらと出て、スズメバチが15匹ほど。。。。。
「このシーズンにあれだけの樹液・・・絶対オオクワ付くよね・・・でもスズメバチ多すぎて無理だ、、、」
そしてチビクワのポイントでは

「ノコだ、でかい!!!」
しかし手の届かない場所だ・・・・下は藪だ・・・どうする・・・!?
と思いついたのがこれ

職場に在った物を、産卵材を割るのに丁度いいので貰ってきたのが、車に積んであった。
左手で箱を伸ばし落下点へ、そして右手で棒を使い落とす
カタンと音がしてノコが落ちる。

ぱぴこメジャーで。
ぐ・・・・・
70行ってない。。。惜しい><
けど今年最大個体だろう。
今日の採集で、まだシーズン終盤だが、終わって居ない事をしっかり確認できた。
冬眠の代名詞みたいなザリガニやら蛇は、まだしっかり活動しているのだからおまけにカブトムシも居た。
餌が少なくて可哀想だが、精一杯生きてね。



今日の成果
本当にお疲れ様!