最近めっちゃ寒い(笑
みなさんも風邪ひかないように気を付けてくださいね!
さてさて、本日の議題は
「何曲録れる?バンドレコーディングの難しさ」
ってことでですね
どういうことかといいますと、
要は、レコーディングスタジオを一日(12時間)借りた場合で、
いったい何曲録れるのかということです。
本日はこの議題に
わたくしレコーディングエンジニアという立場からしゃべられせもらいます。
あ、最初に言っておきます!
このブログ絶対最後まで読んでください!
大どんでん返しが待ってます。
上げて落とす系のブログです。
途中までで読むのを止めると勘違いしたままのあなたになってしまいます。
最後まで読んでください。
・・・なんか僕のハードルが上がったなw
本題にもどりましょう!
「何曲録れるか」です
もちろんどのような形式でレコーディングするかによって変わってきますが、
ここでは
一般的なスタジオ(ワンブース・ワンコントロールルーム)で
【ドラム】【ベース】【ギター】【ピアノ】【ボーカル】【コーラス】を1パート毎にとると仮定しますね。
メジャーレーベルの所有しているような大きなスタジオでは複数の楽器を一気に一緒に一斉にとることができるので、ここでの話では当てはまらないと思ってください・・・。
さてさて、話は戻りますが、この場合、一日(12時間)で何曲録れるのでしょうか?
いや、何曲録るつもりで一日レコスタを借りるのがベストなのでしょうか?
ん?
待って?
これって、
一曲当たりの所要時間を割り出したら簡単にわかることなんじゃないの?
って思いますよね?
思っっちゃいましたよね、そこのあなた
しかし!!!
しかししかし!!!
この単純なことを考えずに、
「自分の曲を時間の許す限りいっっっっぱいが録りたい!!!」
って気持ちが先行しすぎて
かなり無茶な曲数を一日で録ろうというお客様が最近多いように感じます。
ここで断っておきますが、
決して「下手くそやのに、いっぱい録ろうとすんじゃねぇ!」
ってことでは絶対ないですからねwマジでそういう意味じゃないですからね。
本当に単純に、現実的に12時間という時間の中で何曲録れるかということです。
では計算していきましょう!
まず【ドラム】や【ベース】など1パート毎にかかる所要時間をざっくり割り出しましょう!
あくまでざっくりですw
ざっくり約5分の曲をレコーディングするとします!
「それじゃ1曲まるっと録音していきまーす!スタート!!」
で録音ボタンを押します!
5分で1テイク録れます!
ここまでは普通ですよね?
けどレコーディングはそれを「聴く」という作業が入ってきます。
自分の録ったテイクを聴きます!
もしくは自分のバンドメンバーに聞いてもらいます!
それでまた5分です。
ただいまの所要時間10分!
そして聴いた後に
「あそこはもうちょっとコウしたい!」とか
「あそこをあれに変えて!」などの要望&反省タイムに入ります。
テキパキしたとして2分かかるとします!
ここまでの所要時間12分!
プロ中のプロのスタジオミュージシャンを除き、
いくら上手い人でも1テイクでOKを出せる人はそうそういません。
つまり、なんだかんだで5テイクくらい、もしくはそれ以上にかかってしまうんですよね。
5テイクしたら12分×5=60分かかるんです。
ドラムを1曲録るのにざっくり60分。
ベースも同じようにざっくり60分。
ただ今の所要時間ざっくり2時間。
次にギターを録っていきましょう!
今の時代かなりギターを重ね録りすることが多いので、ここでは
バッキングのギターをLとRで1本ずつ、ギターソロを1本。
空間系などエフェクト系の音色を2本重ねるとします。
バッキングは1曲まるまる弾くと思いますので、ドラムなどと同じように
5分かかります。聴くのに5分かかります。そして反省タイムで2分。
ドラムやベースと違い、案外バッキング(特にがちがちに歪んだ音)は聞こえが良ければOKなところもあります。それでも3テイクかかったとして12分×3=36分!
まぁざっくり30分としましょう。
同じようにRの分のバッキングも録ってざっくり30分
次にギターソロに取り掛かります。
ギターアンプの設定をいじって、自分の好きな音色に設定して、
「さぁいつでも録れますよ!」ってなるまで5分かかるとします。
なんたって曲の歌の次に目立つギターソロ!!
かなりいいテイクが録れるまでチャレンジます!
経験則ですが、なんだかんだ30分くらいかかります。
次にディレイやリバーブなどのエフェクトを含めたフレーズを局所局所でとるので30分。
ギターだけでざっくり30分+30分+30分+30分=2時間!
次にピアノにとりかかりましょう!
同じように1曲丸っと録って、5分、聴くのに5分、反省で2分、
納得いくまで録って、なんだかんだで5テイクくらいで
ざっくり(5分+5分+2分)×5=1時間です。
ここまでの所要時間
1時間(ドラム)+1時間(ベース)+2時間(ギター)+1時間(ピアノ)=5時間!!
ざっくり5時間です。
いい調子ですね!
さてここからボーカルのレックに差し掛かります!
曲の中で一番目立つ歌!
曲の中で一番の主役の歌!
これをレコーディングします。
1曲まるっと録って5分、聴いて5分、反省タイムで5分
1テイク12分!
やはり主役の歌なので、少しのピッチのゆれやリズムの揺れが気になってしまい、
なかなか1発でOKとはいきません・・・よね?
もう1テイク歌ったとします!それでまた12分かかります。
おおよそOKだったとして、局所局所で気になるところがあって、
そこをパンチインして録っていきます。
Aメロの頭、サビを丸ごと、Cメロが納得いかないからもう一度などなど
これを繰り返していると結局ざっくり1時間くらいかかります。
お分かりいただいたでしょうか?
1曲にかかる時間というのは
1時間(Dr)+1時間(Ba)+2時間(Gt)+1時間(pf)+1時間(Vo)=6時間!!
そう6時間なんです!!!
6時間ですよ?
あなたなら
「なんだ、案外早く終わるじゃん!!」
って思いますか?
どうですか?
そうなんです!
1曲なら余裕なんです!!
しかもここからミックスやマスタンリングに取り掛かったとしても、
12時間で余裕で完結できるでしょう!!
しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし!!!!!!!!!!!
ここからが大切!!!!!!!
あなたがもし1曲じゃなくて2曲、ないし3曲録りたいと思っていた時が問題なんです!!!
1曲6時間!!ですよ?
2曲の場合単純に6時間×2=12時間かかるんです!!!
ギリッギリですw
むしろ、今までの文章の流れから行くと、
ドラム、ベース、ギター、ピアノ、ボーカル誰か一人でも5テイク以上費やしたら、
時間的にアウトです!!!
3曲なんて録った日には18時間でアウトofアウトですw
けど
「急ぎに急いで2曲ならいけるんじゃないの?」
って思いますよね?
けど考えてください。
単純に各パート2倍の時間がかかるわけですから、
ドラムが2時間+ベースが2時間+ギターが4時間+ピアノが2時間=10時間です
そして残るはボーカルなわけですが、
あなたが、ボーカルだとして2時間で2曲を歌えますか?
少しキーの高い曲なら、急げば急ぐほど、喉に負担がかかり、喉が閉まり、声がかすれます。
休憩が必要になります、けど休憩したらタイムリミットが刻一刻と近づいてきます。
それでも録らなければいけないという無言のプレッシャーw
そうなんです、
時間が気になって、
一番大切なボーカルがかなりおざなりになってしまう可能性があるのです!!!
何が言いたいかわかりますか??
単純に時間という概念で、
一日何曲録るのがベストなのか?
もうわかりますよねw
最後にもう一度断っておきますが、決して
「1日で無茶な曲数を録るんじゃねぇ!!」って意味ではないです!
もちろんレコーディング慣れした熟練者であれば普通に3曲とかポンポンってとれちゃいます。
ただ、それ以外の方は要注意。
とくに初めてバンドレコーディングに臨まれるかた!
要注意です!
余裕もっていきまよに^^
そんな感じで本日はここまで。
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