順調に刑事貴族祭中です。
夜寝る前に「明日も刑事貴族見ようね!」とチビに言われる始末。。
ドクター・ストレンジもあるんすけど。。マーベル狂いもなんのその。只今、刑事貴族狂。
 
そして、夜中は私のみが見るDVD。(なかなか忙しい)
前回、延滞ギリギリだったので、前倒しに見る。
今回の「鑑定士と顔のない依頼人」は、何かの作品紹介の時に
「おん?おもろそうだな」と思って借りました。
主人公の鑑定士は、シャインやパイレーツでお馴染みのジェフリーさん。
鼻で分かるよね、あの方wバルボッサ!
んで、鑑定士とグルでオークションで儲けている画家の相棒ビリーが24のキーファーさんのお父さんのドナルドさん。
これネタバレせんと感想も書けんて事で。
とりあえず、ストーリー書いて、その後どんでん返しのネタバレ書きますー
 
さて、鑑定士ヴァージルと画家の相棒ビリー。相棒だけに分かるようなサインを出し、本物を安値で買って、裏で高く売ります。
ヴァージルは一流の鑑定士です。でも画家の相棒ビリーの絵は評価されてませんでした。
その一流の超潔癖症のヴァージルに鑑定の依頼が来ます。
親が亡くなり、残った家具や美術品の鑑定をお願いしたいという依頼人クレア。
 
そこで、大きな屋敷へと足を運びますが、門は閉ざされたまま不在。
ヴァージルは雨の中40分も待たされた事に激怒。クレアから電話がかかるも激おこで電話を切ります。
しかし再度電話がかかり、事故にあって行けなかったのだと知り、怒りを鎮め再度屋敷へ行くもまた不在。「車が盗まれて」と聞き、怒りがまた蘇るが地下室に気になる物を見つけ、管理人に内緒で持ち帰る。
その部品を腕利きの職人ロバートに「この部品は何のものだろう」と調べてもらう。
すると、凄く価値の高いオートマタ(自動機械。からくり人形的な)の部品だと判明。
これを組み合わせて再生出来れば凄いぞ!!!となる。
 
しかし、屋敷に行くも毎度依頼人のクレアと会えない。
電話をした時は音が反響し、この家の中に居るんだと分かった。
どうやらクレアは広場恐怖症という病気で他人が居る所に正気で居る事が出来ないという。パニック障害の一種という所だろうか。
なので、長年隠し部屋に閉じこもっているという(人が居ない時は屋敷内はウロウロ出来るという。しかし、玄関までもなかなか行けない様子)
はじめは、なかなか顔を見せない無礼なクレアにイライラしていたが、だんだんとクレアがどのような女性なのか気になってくる。オートマタも凄く気がかりなので、部品もチョイチョイ拝借しながら。。。
しかし、どんどん壁越しでクレアに接していくうちにクレアに夢中になっていくヴァージル。
今まで童貞で大量の絵画の女性コレクションが彼女だった、じーちゃん(´;ω;`)
そんな潔癖症で女性が怖いヴァージルが現実の女性への愛に目覚める。
オートマタの事でロバートに会いに行くも、女性経験豊富なロバートに女性の手ほどきを聞きに行く方が割合が大きくなっていく。ロバートもじーちゃんの恋を応援する。
 
その後、一目でも姿が見たいと思ったヴァージルは、帰る時にドアを閉めた音だけさせ、サッと近くの銅像に隠れた。
クレアがその音を確認し、隠し部屋から出てくる。
その姿を見たヴァージルは一瞬で心を奪われる事となる。若く美しい姿をしたクレア。
姿を見なくても惹かれていたのに、姿を見てもっと落ちてしもた、じーちゃん。もう止まらない。
その後もロバートの助言等により、クレアとの距離が縮まっていく。
そして、ついに二人が結ばれるのである。
 
ここまで来て心配になるよね。どんでん返しがあるって知らんで見てたけど、あまりにね、じーちゃん幸せ過ぎて疑いにかかる。
このまま、このじーちゃんが幸せで終わるのか?と。。
オートマタが見つかって、逆上したクレアに分かれ告げられるとか、、、とりあえず、じーちゃんの幸せが崩れそうな予感がモンモン。。。(;´・ω・)
 
さて、順風満帆だと思われたジジイの恋(ジジイ言うな)
クレアもヴァージルのおかげでだんだんと外に出る事が出来、ロバート達と食事に行けるようにもなる。
ヴァージルはクレアを自分の秘密の部屋。女性絵画コレクション室を案内する。
「今までの彼女。これからは君が家族になってくれ」的な。
感動のシーンだが、全てが崩れ落ちる。
 
予想は的中し、どんでん返しがある。、それを知りたく無い方はこの先読まない事をおススメしやふ。
 
クレアと一緒に生きていこうと最後のオークション会場へ。
最後のオークションで皆に称えられるヴァージル。相棒ビリーも「これで会えなくなるな。自分の才能を認めてもらえなかったけど、お祝いに絵を送った」と。
「会えなくなる訳じゃないだろ」と微笑むヴァージル。
 
最後の仕事も華々しく終わり、これからも華やかな生活が始まるとウキウキで帰るヴァージル。
しかし、クレアは家に居なかった。
クレアの屋敷にあった自分の母親の肖像画があったので、クレアが持ってきたのだろうと、女性絵画コレクションに加えようと秘密の部屋へ行くと……
 
全ての絵画が無くなっていた。
そして、愕然とするヴァージルは持っていた絵画を落とす。裏にメッセージが。。
「ヴァージルへ。親愛と感謝を込めて。ビリー」
 
最初見てた時「ビリーて誰?」てなった(笑)
人物名覚えるの苦手なんで(;'∀')アハ←老
後で「ああ!お前か!!!!」となりまして。
犯人は自分の才能を認めてもらえず、積年の恨みを晴らそうとした相棒ビリーだったのです。
 
クレアの屋敷にあった自分の母親肖像画はビリーが描いており、初めてそれを見た時もヴァージルは「大した価値はない」という感じで、やはりそこでも認めてもらえてなかった。
 
ヴァージルが引退した時に「会えなくなるな」と言ったのは、犯行が終わって、後はトンズラするだけだったので、つい出てしまったのでしょう。
引退しただけなので、会えなくなる事はないのでヴァージルさんも「え?会えなくなるの?」って感じになります。
 
そして、愕然としたヴァージルの後ろに完成したオートマタが・・・
近づくと糸が張られ、自動再生。オートマタが動き出します。
そして、ロバートの声が聞こえてきます。
「いかなる贋作(ニセモノ)の中にも必ず本物が潜む」
ロバートも、ビリーと共犯であると判明。ヴァージルの気を引く為にオートマタや美術品を用意したのはロバートでしょう。あの屋敷を借りたのもロバートでした。
 
本当の屋敷の持ち主クレアは屋敷が見えるカフェに居ます。体が不自由な本物クレアはロバートに一階と二階に行き来が楽なフォークリフト?エレベーター椅子みたいなのを作ってもらっています。そこで女性の扱いが上手いロバートはクレアに屋敷を借りる事に成功するのです。
 
一回見た限りで、ラストの把握の仕方が分からない所があります。
他の人のレビュー等を見ていても、二つに分かれるのです。
①現実を知り、精神を病み、介護施設で車いすに座っている
②クレアが話していたカフェに行き、彼女を待っている
映画の流れでは、介護施設に居るヴァージルが描かれた後に、カフェで人を待っているというシーンで終わります。
 
なので、この順序のままが本当だとすると、一時は精神が病んだが、持ち直し、クレアの話していたカフェに行こうと。そして彼女を待っている(彼女は諦めたとしても他の愛する人を待っている)という希望の持てるラストになるが。
どうも見ていると時系列が最後バラバラになっているので、それから行くと施設に居るのが最後っぽく見える。
リハビリの一環なのか、グルグルと回されているヴァージル。ちょい辛そうな顔しながら。。
その映像の合間にカフェに行くヴァージルが出てくるのだ。
 
そうなると、ヴァージルの想像・妄想か、思い出しているという感じが一番しっくりくるような気がする。
しかも、そのカフェも店内歯車だらけの変なカフェ。
クレアの言っていた「そこだけは唯一落ち着けた」みたいな空間ではない。ずっと歯車回ってるし、全然落ち着きゃしねぇ。。
しかも、かなりな異空間なので、想像上っぽいんだよなぁ。。
 
どうやら監督は「ハッピーエンド」という事を言っているらしい(レビューより)
…んー、全くハッピーエンドに思えんやった。
終わった時に「えふー。。(;´・ω・)」ってなったけど。。
施設に居るのが時系列的に最後だとするとハッピーエンドではない。
童貞じーさんが寄ってたかって皆に騙されて、精神やられて施設に入る。。
全然ハッピーじゃない!!
 
でも、秘書さん?が手紙を持ってきたっていうのが気になるんだよなー
手紙とか郵便物を持ってきたんだけど、その手紙がクレアからだったりとかー。
そーゆー流れで、カフェに行くシーンが最後なら、とてもハッピーな終わり方だ。
 
でもなぁ。。あのカフェの表現の仕方が普通じゃないというか「ここは現実世界じゃないですよー」と言わんばかりの店だったからなぁ。。(;´・ω・)
 
いやはや。でも色んな見方があって良いです!
面白かったですよ(^▽^)