私は、授業中に答えを自ら言いません。
だって一方的に答えを言ったって、生徒は聞いて終わりであって、頭を使わないでしょ。
だから、生徒にどう考えたかを聞いて、それをもとにヒントを言って、生徒自身に答えを言わせます。
これってかなり難しいことですよ。だって、
生徒が思うように答えを言うとは限らないからね。うまくヒントを与えなくてはいけない。
生徒にレベル差があったときは、もう大変。苦手な子に指名すると時間がかかって、出来る子が退屈する。でも、
出来る子だけに指名してたら、出来ない子が付いていけなくなる。それに初めからわかっている生徒にあてても指名する意味ないしね。
でも、これが授業の本来のスタイルだと思うよ。ただ話しをするだけじゃね。
予備校講師を初めて、ようやく、その指名のタイミング、授業の運び方がわかってきたよ。
生徒の予習の和訳を聞く。
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寸評を個人個人に与えておく。(これで生徒はある程度満足感が上がる。)
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生徒の訳をもとに、頭の中でどこに焦点をあてるかを決定する。
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その焦点にとにかく時間を割く。ヒントをしっかり与えて、重要なポイントは生徒に答えさせる。
これが、最近わかった流れ。
何で10年かけてこの流れが出来ない?まったく無能だな俺は。でもこれでスムーズにできるのだからよし。
あとは、生徒にどうやって勉強させ、成績を上げさせるか。これが大きなテーマだ。