全国的にビジネスホテルやシティホテルもカップルをターゲットに、まるでラブホのようなサービス(休憩時間の導入や、まるでラブホなアメニティの充実振りっ!)を提供し始めており、その垣根が少しずつ少しずつ無くなって来ている。逆に、当ホテルでもビジネスに利用しているだろうお客様の姿が増えたように感じる(秘密があるが、ここでは語れない。


デザイナーズホテル、デザインにこだわった一級シティホテルの様な内装も、レジャーホテル(ラブホ)として建てられた物件は割と安価で利用でき、ラブホの十八番のようなものであった。札幌では、Finoクロスホテル と、共に2007年に札幌進出を果たし、物珍しかったデザイナーズホテルの内装も、もはやラブホの物は古く感じ始められるかもしれない。


札幌での話をすると、遊悠館 (レジャホ!?ビジネスホテル?一般的にビジネスホテルであろう。)などは、休憩も行いながらどちらのターゲットも掴める形態で運営している。今までにもこのような形態のホテルはあったのであろうが、目立つものは無かった。今後もビジネスホテルでの休憩・サービスタイムなど時間貸しの提供、カップルをターゲットに絞った新サービスの提供は増加していくのであろうか。


最近流行の超高級旅館があるが(定山渓にもありますね)、そこでは離れの部屋を提供する事により、プライベートな空間を提供しようというコンセプトがある(プライベート空間の提供。まるでラブホテルではないか)。


今年5月、札幌のレジャーホテル業界を引っ張るブルーホテルグループではBLUE HOTEL OCTA/ブルーホテルオクタBLUE HOTEL NAGI/ブルーホテル凪 の、さながらビジネス・シティホテルの様なWeb予約サイトを立ち上げた。他のホテルでも、電話での宿泊予約を受け付けているホテルは増加している。札幌は割と業界内では全国的にも進んでいた様に感じていたが・・・



ホテルはそもそも客室を提供する施設であり、そのターゲットが異なるだけである。今まで専らビジネス客、観光客をターゲットにしていたビジネス、対してカップルでのプライベート利用をターゲットにしてきたラブホテル・レジャーホテル。両者が顧客層を広めようとすれば、当然互いのテリトリーを犯す事になる。競争は、始まったばかりだ。