最初の記憶 | JAMES徹之介クオリティ(仮部屋)

最初の記憶

「自分の中で一番古い記憶は何歳よ?」


「両親が喧嘩して、父親にオムツを交換してもらっている記憶」


割と幼い頃の記憶はずっとハッキリ覚えている。
3歳上の兄が幼稚園に行った記憶もあるので少なくとも2歳ぐらいの記憶はある。


その当時はとても寝つきが悪い子供だったので

よく両親から
早く寝ないとお化けがでるよ~と脅されていたのもよく覚えている

その時は北海道の千歳市に住んでいたので「雪女」の話とかね~

でも、コワイコワイと言われながらも

2、3歳児の子供にお化けが「コワイ」って言っても
その怖さが理解できるわけもない。

でも、ある日を境に一変したんだよ・・・・・・・・・・・・・・


その夜は父親が仕事で家にいなくて

母親と兄と俺の3人で川の字になって寝ていました。

右から兄、母親、俺の順番。

部屋の明りは豆電球の薄暗いオレンジ色の光のみ。

古い平屋の賃貸住宅のいつもの変わらない夜なのに

その夜、俺の目の前には知らない男が立っていた・・・・

身体全体は黒ずみ、焦げているようにも思えたけど
幼い記憶なのでそこは曖昧である。

ただ、ハッキリと覚えているのは
俺に向けられた憎しみや恨みのような目
隣の母親に「怖いよー!怖いよー!」と泣き叫んでいたのに
まったく反応がなかった事。

まるで、俺と母親の間に見えない空間があるような感じ。

これが俺の最初の霊体験。

この日以来、俺は寝る時に布団を頭まで被る様になり
その癖は小学生に上がるまで止めなかった。


ちなみに喘息とアレルギーになったのはその影響だと思います(笑)