ジェームスだ

 

 

 

恵まれすぎてもつまらない

 

 

 

拙者の旧友たちとゴルフに行ってきた。

このゴルフ仲間は、銀のスプーンをもって生まれてきたようなやつばかりだが、その中の一人(以下、甲という)は金のスプーンをもって生まれてきたと言っていい。

だれもが知っている華やかなる有名企業の御曹司で、今や押しも押されぬ大社長だ。

甲は、みんなで酒が飲めるようにと気遣って、ゴルフの往き返りのハイヤーまで手配してくれた。持ってるやつは心が広い。

名門ゴルフクラブでも彼は「顔」であり、いろんな人が挨拶に来る。

 

 

学生時代こそ派手に遊んでいたが、結婚し会社を継いでからは品行方正な生活を送っているそうだ。

先代のオヤジさんから厳しくしつけられて、清く正しく美しい生活をしている。

もはや公人である甲は、やましいことはしてはならないし、スキャンダルなんてもってのほかだ。

 

 

拙者などが勝手気ままに遊びまわっている話をうらやましそうに聞いていた。

「お前ら、今でも楽しそうだなぁ」としみじみ。

 

 

 

小括: 何不自由のない生活を送ってきた甲だが、50半ばにして嬢に不自由している。

 

 

 

 

Freedom is not worth having if it does not include the freedom to make mistakes.