ジェームスだ。

 

準定期と会ってきたが、やはりそれなりにホテルは混んでいた。もしかして日本の出生率が上がるのではないかと期待してしまう。

 

 

さて、昨日、北海道大学教授で新型コロナウイルスクラスター対策班の西浦教授がショッキングな発表を行った。

試算によれば、今後何も対策を取らないと85万人が重症化して40万人が死亡するという。流行のピークは感染が始まってから62日目だといい、接触8割減にしないと終息まで長期化するとの見方を示した。基本再生産数(計算上、一人の患者が何人に感染させるか)は2.5とのこと。

 

国民の自制を促すためなのかも知れない。驚きと恐怖で委縮させようとしたのかもしれない。

しかし、これはかなりマユツバというか、あまりに現実離れした試算のように思える。

変に不安を煽って人々を医療機関に走らせ、そして医療崩壊へと導いてしまうのではないか、アオリじゃないかと思えて仕方ない。

 

年初から春節ぐらいまで大量の中国人が来日した。そして日本で最初のCOVID19の患者が認定されたのが1月15日。

4/7に非常事態宣言が出されるまでも、自粛要請などはあったが接触を8割減らすような措置はほどんど取られていなかった。

最初の感染から約2カ月弱が経過したが、重症患者は150人ぐらい、死亡は100人程度。

今回の試算というか数理モデルが正しければ、もう既に何十万人の重症患者が出てその半分は死んでいるいるはずだが、実際は3桁も少ない、100人程度だ。

さらに、実行再生産数(実際に一人の患者が何人に感染させたか)は1.67人となっており、試算や数理モデルとはかけ離れている。

 

今回大々的に発表されたのでこの試算というか数理モデルに相当自信があるのだろうが、あまりに現実離れし過ぎている。

今まであまり対策してこなかった日本で、今のところ死者が100人程度なのに、このままいくと2か月後には3桁多い40万人が死ぬというのはどうもリアリティがない。

 

これからのことだと言われても、実際の過去のデータとまったく相反する数理モデルや試算を見せられてもにわかに信じがたい。

あえてショッキングな内容を言って人々の行動を抑制し医療崩壊を防ごうとしたのだとしたら、これは逆効果になるだろう。

既にメディアは同調してアオリ報道の嵐になっている。これを見て、ビビッて医療機関に人が殺到するようなことがあったらカオスだ。

この発表の信ぴょう性と、その意図がまったくわからんということで。

 

(まじめでゴメン)