だいぶ前に製造されたと思われる国光「ひかり号」製粉機

ヤフオクで落札して使ってます。これがスィッチを入れても回転しなくなった

前面カバーを開けてみるとすぐに原因を発見

固着したパーツを取り外す。どうやら水分の残る蕎麦の実を製粉したのが原因らしい

外側のソケット部も内側に蕎麦粉が固着してました

上から蕎麦の実が通ってくるこの中もだいぶ詰まってます

油は使えないので新品のワイヤーブラシで時間をかけて清掃

再組立て

このちくわぶのようなパーツが指で押してスムーズにスライドすることを確認。この動きで「荒挽き」「細挽き」を調整する仕組みになっている。ゆえに、調整ダイヤルの回転が固くなってきたら内部の清掃時期ですな

これくらい動きます

このパーツも一緒にスライドします

スイスイ動くようになりました

最後にボールベアリングを清掃＆グリスアップ

ここには製麺機のメンテナンス用のグリスを使いました。回転寿司のコンベア用に開発されたという植物性の完全無害なグリス。ベルトコンベアに寿司のご飯もくっつかないから名前は「シャリバナーレ」

試運転スィッチON　　まずは荒挽を。おお！快調！最初の粉はふるいに掛けて殻を選別します。蕎麦粉はスターダストファームで収穫したものです

殻を取り除いたら細挽き。この挽きたての蕎麦粉を製麺機で蕎麦にする

蕎麦完成。挽きたて、打ち立て、茹でたて。製麺機は手打ち蕎麦が打てる人ならすぐ使いこなせます。蕎麦粉の比率、加水率、水回しの知識と技術は必須です

長い蕎麦になりました。機械式製粉機は「熱を持って味が劣化する」とか言われてますが、それは大量に製粉するときの話。家で食べるくらいの量で味が劣化することはありません。家庭で蕎麦を楽しむのに石臼は無用

残った蕎麦粉で蕎麦すいとん。蕎麦粉は温まると香りが立つんですよね。ゆえに冷たい蕎麦にこだわることもありません。温かい蕎麦も実にイケます

製粉機のメンテナンス