留年が決まったとき俺はあることを決めました。
1年間は学校祭でも、寮の交流会でも絶対にライブをやらない、やるのは音楽サークルだけのライブにしようと。
しかし、これまで散々学祭でライブしたり、人の模擬店の前にいって宣伝と称して弾き語りして営業妨害をしてた俺ですから、やらないと言っても周りが放っちゃおかねえわけですよ。
「あれっ、柴田さん今年はライブやらないの?」なんて5人ぐらいに言われまして、これ言われる度になんだか留年した自分が惨めに思えてくるわけですよ、ボディーブローを続けざまに5発食らった気分です。
それで落ち込んでいる俺にこれまた後輩(と言うか留年したからもはや同級生)がライブしないんですかと言ってくる。
やらないと言ってやったらそいつ、高等盲学校の拓郎、ライブやってくださいよなんてよいしょしてくるんですよ、でもそのよいしょがきっかけで俺はそのクラスにいた社会経験のある方と仲良くなることができたんですよ、それまで毎日通学してた俺もその人と話がしたくて週末まで毎日寮にいるようになりました、同年代と話すよりそういう人と話すほうが俺楽しかったんです。
次回へ続く。