絵本の読み聞かせ | 夢はタクラマカンを越えて~jamesbeanのひとりごと2~

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今日は小学校一年生娘の親子学級。

そのあと教育講演会、桜花学園大学講師霜田美津子先生による、

「絵本を通して親子のふれあい」 。

人の話を聞くのは好きなのだが、3歳の子供連れだったので、中途退出せにゃいかんかとおもったが、

なんとか一時間弱の講演をまっとうすることができた。


子育てに絵本の読み聞かせをとりいれることは子供のこころの成長発達に「効果」があるらしい。

読み聞かせ、あるいは読書は想像力を働かせるので、「共感力」を養うのには抜群の効果があるのだそうだ。


その対極にあるのが、「脳内汚染」させるというコンピューターゲーム。


少年院の教官の話によれば、非行少年に共通するのが、

親から「おまえなんか生まなければかった。」そういわれるのがいちばんつらかったらしい。

それから人から与えられる目標というのは、永遠に追いつけないようなものとなることが多くよくないらしい。

いい成績とって中学校、高校、大学、会社へ入らないとだめじゃないか・・・みたいな。


子供は親から、お前がどんなこどもでも生きているだけでうれしいんだよ、ということを実感できるのが一番よいのだそうだ。


ある高校の図書室司書の方の話、

ここでは、あなたの欲しいとおもう本を必ず取り寄せます、というのをモットーにして張り紙までしていたのだそうだ。ある生徒がアンパンマンを入れてくださいというが、その図書館司書さんは、

高校生にもなってアンパンマンとはなあ、とおもい取り寄せに躊躇して、その生徒の要求を無視していたのだそうだ。あくる日もその生徒は、アンパンマン入りましたか?、とくるのでしかたなく、

アンパンマンを図書室に購入したそうだ。

その生徒が言うには、初めてアンパンマンに出会ったのは幼稚園のころで、お母さんから絵本を読んで聞かせてもらったのだそうだ。今は離婚してしまったけど、そのころは父母の仲もよかったのだそうだ、そしてアンパンマンが子供のころの幸せな自分をおもいださせて「くれるのだそうだ。


おもわず涙が出そうになってしまった。


ある子供の話。

その子はいつもお母さんにおねだりして毎日カチカチ山を読んでもらっていた。

な~んでか?そう、その子はいつも学校でいじめられていたのだ。

毎日カチカチ山を読んでもらうことで、日中のいじめられる鬱憤をはらしていたのだ。


うちはこどもが3人。

妻の連れ子が男16歳。下は小1娘。年少娘。

小1娘はわたしに似て、学業成績がいい。

最近小1娘は年少娘に。数字の書き方をテストまで作って教えてあげている。1、2、3、と教えても、たかがこれだけが、同じようには3歳では書けないのだろうか?

3歳娘は姐姐(中国語でじぇじぇ)がいつも学校のテストで100点をとって親にほめられていることを知っているので、姐姐の作るテストで100点が取れないダメな自分がよくわかっているのだろう。

いはく姐姐になりたい、のだそうだ。


鋭いなあ。こういうことじゃあいかんのだろうなあ。

鳴かぬなら、それもまたよしほととぎす、

と詠んだのは松下幸之助です。