2023年8月11日、すごろくやさんから『チューリングマシン』が発売されました。

数字を当てるボードゲームです。

決められた条件に当てはまるかどうかをいろいろ試しながら、1から5までの数字で構成される3桁の数字を推理するものです。

人数:1~4人

時間:20分

対象:14歳以上

 

 

 

ルールや遊び方はすごろくやさんの動画で予習済みなので、スムーズに始められました。

このブログでは詳細のルール説明は省略します。

 

●今までのプレイ結果

同梱説明書の初級:16問中正解10問(正解率63%)

同梱説明書の上級:3問中正解1問(正解率33%)

すごろくや生放送:3問中正解3問(正解率100%)

専用サイトのデイリー:1問中1問(正解率100%)

 

同梱の説明書には、初級、上級、エクストリーム、ナイトメアという4段階の難易度の設問集が載っています。

公式には、複数の人を相手に、ソロプレイでは人工知能を相手に、早く解くように競争するのですが、まだまだ不慣れなので、時間無制限で一人で遊んでいます。

 

初級でも想像していたより手強かったですね。

初めのうちは正解はしたものの4ラウンドや5ラウンドもかかったり、8ラウンド11回検証しても間違えたりと散々の結果。

だんだんコツが見えてきて初級1-8で2ラウンド5回検証で正解し、ようやく馴染んできました。

と思っていたら、その後うっかり見落としてせいで不正解になるなど悔しい問題もありました。

 

上級は一気に手強くなります。検証結果が9択とかも出てきます。

2-1は何度もやり直したあげく間違いでした。

これで学んだ経験を糧に、2-2では4ラウンド6問で正解!

早く解けると実に気持ちいいです。

 

8月12日19時から、すごろくやさんがこのゲームの紹介と視聴者参加型ゲーム大会『チューリングマシン発売記念放送』が行われました。

一緒に解いてみましたが、最後の上級問題は手こずりました。

確実に正解しようと4ラウンドもかかってしまい、正解でしたが敗北感を味わうことに。

早い人は5回の検証で解けたとか。

すでに達人が現れています。

 

●感想-コンポーネント(内容物)-

唯一無二のコンポーネントです。

特に、判定カードは700万通りのもの設問に対応した✓と×が書かれていて、どうやって設計したのだろうかと感心してしまいます。

 

このゲームは、セットアップが難点ではあります。

要件カード48枚、判定カード95枚の中から設問ごとに決められた4から6組を使うのですが、それを探してセットするのが一苦労。

番号順に並べておかないととんでもないことになります。

このゲーム、シャッフル厳禁です。

 

ですが、どんな組み合わせでもたった一つの検証結果小さな穴から✓か×のどちらかが表示される仕掛けは見事としか言いようがありません。

 

このゲームをデジタル化すればカードを用意したりする手間はなく楽でしょう。

でも、いくつかのカードを組み合わせた結果さあどうなるかと実際に手の中で検証するのは、アナログだからこそ楽しめるものです。

 

数字の書かれたパンチカードには様々な形と数の穴が開いています。

上の写真では伝わりにくいですが、外箱にもそれっぽい穴が空いているのも凝った作りになっています。

 

●感想-メカニクス-

論理的思考が求められる推理系です。

『タギロン』のような数字を使った推理物が好きな人は気に入ると思います。

一方で苦手な人は近寄りたくないくらいかも。

好き嫌いがはっきり分かれそうなゲームです。

 

ソロでも複数名でもプレイできるのもいいですね。

ルール上他のプレイヤーや人工知能と競争することになりますが、どちらかというとうまく解けるかどうかという設問との闘いという印象です。

 

●感想-プレイ時間-

どの数字と仮定しどれでどの順に検証するか、検証結果から何がわかるかを考えるのに、それぞれ時間がかかります。

メーカーのいう標準プレイ時間は20分だそうですが、慣れてきたら初級なら10分くらいで答えにたどり着きました。

上級でも10分くらいで正解できたこともありました。

でも、エクストリームやナイトメアはそうはいかないでしょうね。

 

このゲームは準備と片付けがちょっと手間です。

そんなわけで、ゲーム前後に時間がかかることや、間違えると悔しくて続けて新しい設問に挑戦したくなるので、実際は一度始めると20分では済みません。

 

8月13日のすごろくやさんの生放送では、1ラウンドごとに、初級は4分、上級は5分の制限時間が設けられました。

たぶんちょうどよいくらいの時間設定だと思います。

それにしても、制限時間あり、目に見えなくとも競争相手がいるのは、焦りますね。

でも、実力が同じくらいの人と対面で遊ぶなら、制限時間がある方が燃えるかもしれません。

 

●楽しみ方と注意事項

何人かでプレイするときは、囲碁や将棋のように終わった後の感想戦も楽しくて役に立つでしょうね。

最速で解いた人がどんなふうに考えたのかを話してもらうと、みんなでレベルアップするでしょう。

成長したプレイヤー同士でナイトメアで競い合いたいものです。

 

実際に遊んでみたところ、他の人と遊ぶ時には注意した方が良いことがあると思いました。

一つ目、経験などによって解く速さに大きく差が出るでしょう。

公式ルールでは、誰かがサムズアップ(解けた合図)をしたら答え合わせに進みますが、これでは置いて行かれる人がいるでしょう。

ハンデを付ける方法も紹介されていますが、それでも解けないままで終わる人は面白くありません。

ですから、何とか解けるまでゲームを続けるように一工夫するとよいかもしれません。

例えば、

・誰かが解けても、4ラウンドなど初めに決めたラウンドまでは進める

・早く解けた人から高い点数を獲得できるようにしつつ、みんなが解けるまで進める

・慣れないうちは経験者と初心者のタッグマッチにし、コツを身に着けてもらう

などなど。

 

二つ目、没頭すると、判定カードを場に戻さずに長考してしまいがちなことも要注意です。

判定カードは共有するものなので、他の人からブーイングを受けないように、検証が終わったらすぐに判定カードを場に戻しましょう。

 

三つ目、独り言も増えるかも。

あちこちで悲鳴や落胆の声が聞こえる様子が浮かんできます。

でもそれは楽しんでいる証拠です。

他の人のヒントにならない程度なら、考えを口にすることは許容しようではありませんか。

 

では、まずはエクストリーム、そしてナイトメアを解けるのを目指して、じっくり楽しんでみます。