祝!表紙&巻頭カラークラッカー

祝!2話同時掲載クラッカー

そして祝!週刊少年チャンピオン創刊50周年クラッカークラッカークラッカークラッカークラッカー

thm

 

●限定特典クリアファイル

今日、チャンピオンを買おうとしたら、なんとクリアファイル付きではありませんか。

7月16日にチャンピオン編集部がTwitterで公表していたことは知りませんでした。

 

しかも6種類もあるなんて。

全部ゲットできた人はいるんですかね。

 

いくつか見て回ったところ、コンビニでは登場人物のイラスト、書店では名場面集のものが出回っているようです。

一つの店には一種類のクリアファイルしか見当たりませんでした。

 

内容はこんな感じ。

6番だけは実物を確認できませんでしたが、公表された写真で十分特定できます。

イラストの出典を探してみましたが、二つわからないものがありました。

 

1 山田&里中:山田は出典がわかりませんでした。里中は30巻の表紙。

2 岩鬼&殿馬:岩鬼は出典がわかりませんでした。殿馬は江川学院戦の延長12回の裏の打席に向かう場面(29巻)

3 不知火:今週号にも掲載された、不知火の投球フォーム。(35巻)裏面は単なる模様。

4 名場面山田&殿馬:山田はホームに突入した犬神を迎え撃つ場面、殿馬は秘打円舞曲別れ。どちらも二度目の土佐丸高校戦。(31巻)

5 名場面山田&岩鬼:山田は3度目の東海高校戦。(33巻)岩鬼は3度目の白新高校戦の第一打席の豪快な空振り。(34巻)

6 名場面岩鬼&義経?:岩鬼は4度目の白新高校戦のナイス勘違い。(43巻)。義経は、弁慶高校戦の決着となる八艘とび(40巻)

 

1の山田は、明訓のユニフォームを着ている、手首に包帯がなく怪我をしている様子はない、木製バットを使っている、この三つのヒントから高校入学から最初の横浜学院戦までのどこかだとは思うのですが。

顔に緊張感がないように見えるので打撃練習のシーンかなと思ったものの、そのイラストに似たシーンは見つかりませんでした。

 

2の岩鬼はもっと難解。

明訓のユニフォームのようですが、それ以外の手がかりがほぼ皆無。

こちらも緊張感がなさそうですが、はてさて、何のシーンだったのか。

 

まだまだ読み込みが足りないかなと思ってしまいました。

 

●リバイバル掲載

チャンピオン創刊50周年を記念して、過去の作品がリバイバル掲載されてきましたが、いよいよ『ドカベン』の再登場となりました。

しかも巻頭カラー。

本編の表紙を飾った、白新のユニフォーム姿の不知火は、改めて見ても迫力ありますね。

 

掲載されたのは、いわゆる「ルールブックの盲点」。(無印『ドカベン』35巻)

先週号の予告でこの話が巻頭カラーで載ることはわかっていましたが、いわば解説編ともいえる回も含め1.5話分くらい同時掲載してくれたのは驚きでした。

 

●チャンピオンでの水島作品

水島先生の作品が初めて『少年チャンピオン』に掲載されたのは『銭っ子』だったそうです。

それから『ドカベンドリームトーナメント編』まで48年に渡り、10作品が掲載されたのだとか。

 

チャンピオンに掲載された水島作品がイラスト付きで紹介されていました。

見覚えのあるイラストが多いです。

これらの出典を突き止めるのは、クリアファイルよりは簡単、主にコミックス表紙でした。

 

『銭っ子』:2巻の表紙

『いただきヤスベエ』:2巻の表紙

無印『ドカベン』:26巻の表紙

『ダントツ』:3巻の表紙

『大甲子園』:15巻の表紙

『虹を呼ぶ男』:1巻の表紙

『おはようKジロー』:1巻の表紙

『ドカベンプロ野球編』:10巻の表紙

『ドカベンスーパースターズ編』:9巻の表紙

『ドカベンドリームトーナメント編』:最終回が掲載された週刊少年チャンピオン2018年31号

 

歴史を感じる特集ページです。

 

●三度目の明訓対白新

さて、掲載された作品についても触れましょう。

「ルールブックの盲点」のシーンは有名ですが、それ以外にもこの試合は見どころ満載です。

 

不知火は2試合連続完全試合という圧巻な記録で明訓に立ちふさがりました。

この試合は、今回のクリアファイルにもなった、岩鬼のプレイボールホームランもどきで幕を開けます。

注目の不知火対山田、不知火が編み出した「山田殺し」の超スローボールで山田は手玉に取られました。

右肩を負傷した殿馬の左手一本での守備も見事でした。

 

不知火のランニングホームランでの珍事もありましたね。

熱射病で審判が倒れ、判定ができなくなるのは、野球漫画で描かれたことはあまりないのではないでしょうか。

 

延長に入り、試合が大きく動きます。

これまで誰一人ランナーを出さなかった不知火ですが、殿馬の奇策によってパーフェクトが崩れ、山田のまさかなプレーでピンチが広がり、そして岩鬼の問題の走塁によって痛恨の失点を喫します。

 

最後は、里中の記録付きで明訓に軍配が上がりました。

 

キャラクターや試合展開など、水島作品の魅力に満ち溢れた実に濃い試合です。

大好きな試合の一つです。

 

●チャンピオン100周年記念号には

思いがけず『ドカベン』と再会でき、ワクワクした一日になりました。

特に、カラーでの掲載がよかったですね。

これを機に、過去のコミックスの復刻版はどうですかね。

連載当時カラーだったものをそのまま収録したものを。

さらに、チャンピオンの表紙を飾ったものをおまけで収録するとか。

 

それが無理なら、チャンピオン100周年記念号では、雲竜が活躍したあの100ページを完全復刻でお願いします。