2018年9月7日、『ドカベンドリームトーナメント編』34巻が発売されました。
これが『ドカベン』シリーズ最終巻ですが、大きな特徴があります。
なんとカラーページありなのです。
短編集の目次ページがカラーになっているコミックスはありましたが、途中にカラーページがあるのは水島作品初だったと思います。
秋田書店に感謝です。
最終巻の発売日、秋田書店はスポーツ紙に全面広告を載せたそうです。
コミックスの表紙をバックにキャラが大きく描かれていたものだそうで、全5パターンあったとか。
イラストが、岩鬼、殿馬、里中、山田、そして明訓四天王。
ブログにコメントを寄せてくれたまるはおじさんの情報で知りましたが、僕は全部見逃してしまいました。
『ドカベン』ファンのみなさんは現物を目にすることができたでしょうか。
『ドカベン』シリーズは、通算205巻になりました。
無印『ドカベン』全48巻
『大甲子園』全26巻
『ドカベンプロ野球編』全52巻
『ドカベンスーパースターズ編』全45巻
『ドカベンドリームトーナメント編』全34巻
今回の34巻の帯に「今こそイッキ読み推奨!!」なんて書いてありますが、205巻イッキ読みするにはどれくらい時間がかかるのでしょうね。
一冊15分くらいのペースでも50時間以上。
イッキ読みはキツいですね。
最終話が収録された『チャンピオン』の表紙には、四天王が描かれていました。
そのイラストはコミックスの中には収録されませんでしたが、帯の裏面にそのまま載っていましたね。
初版でないと帯は付かないかもしれないので、帯も大切にとっておかないと。
その帯でもう一つ気になったのは、『別巻』が全7巻と書かれています。
この先の別巻の発売はないということですね。
この先、『ドカベン』のコミックはまったく出ないのでしょうか。
シリーズに収録されなかった作品を寄せ集めてくれると嬉しいですね。
秋田書店の『I Love Baseball』に収録されている読切『ドカベン番外編』とか。
同じく秋田書店の『ドカベン総集編』に収録されている描き下ろしのページとか。
小学館の『野球どアホウ伝』の1巻に収録されている『幻球秘話』とか。
この作品には、岩鬼が大阪アパッチの選手として、山田とサチ子が観客としてゲスト出演しているんですよね。
最終巻の表紙、背表紙、裏表紙とも山田一人が描かれていました。
明訓四天王か花のトリオでもよかった気がしますが、山田で締めてくれたなら納得です。
裏表紙の「また会う日まで」というセリフが何とも言えません。
その日が来るといいですね。
名残惜しいですが、これで完結です。
山田のメッセージに淡い期待を寄せることにしましょう。
ありがとう、山田太郎。
明訓四天王よ、永遠なれ。
そして、水島新司先生、こんな魅力的な作品を生み出してくれたありがとうございました。
また会う日まで。