『ドカベン』最終回まであと6日。
これまで楽しませてくれた『ドリームトーナメント編』に感謝し、カウントダウン企画として「あのシーンをもう一度」と題して作品を振り返ってみようと思います。

 

今回のテーマは「カムバック」。
久しぶりに登場した『ドカベン』出身キャラを、復帰が嬉しかったランキングを独断でつけてみました。

 

1位 小林真司
2位 赤一郎・青二郎・黄三郎
3位 渚圭一

 

3位の渚は、あんな形で登場するとはまったく意外でした。(9巻、18巻)
仮面を被っていたときは少しおどけたような感じで、仮面を脱いだら少し弱気な感じがして。
できれば、高校時代のお山の大将的な性格のままでいてほしかったです。

 

土井垣に変えられたアンダースローも見せてくれたのもよかったです。
いつの日か、アンダースローで土井垣を打ち取ってほしものです。

 

2位の三つ子は、長島が出てきたときから再登場を待ち望んでいました。(16巻)
三位一体ではありませんでしたが、『キャプテン翼』のスカイラブハリケーンに近い連携技は三つ子らしくてよかったです。
中学時代にはなかった俊足という武器も備わっていて、成長した姿が頼もしかったです。


栄えある1位は、小林です。(11巻)
『大甲子園』の地区大会でほんの少し顔を見せた以降は名前さえ聞かなくなりましたが、遂に『ドカベン』に復帰してくれました。

もう一度出てくるならてっきりアメリカチームの一員かと思いましたが、山田のチームメイトになるとはビックリです。
かつては不知火に引けを取らないほどの速球派かつ強気な性格でしたが、球速は衰え強気な一面は感じられなくなったのは少々寂しいです。
欲を言えば、ナックル以外にサイドスローでの速球も見せてほしかったです。

 

 

敢えて3位までに絞るとこんな感じでしたが、その他のカムバック組には、長島もいましたね。(5巻)
一回戦で代打に起用されたときには熱くなりましたよ。
連載当初は上級生、その後同級生、今回は年上のような扱いになっている不思議な存在ですね。
中学時代に肩を壊したことを考えると、野手よりは代打やDH専門が似合うかなと思います。

 

意外な特技を引っさげて帰ってきたのは東海高校の雪村でした。(8巻)

指がボールの糸をこする時の臭いで球種がわかるという度肝を抜く能力には笑ってしまいましたよ。

一回戦だけの登場でしたが、しっかりと爪痕を残していきました。

 

太平洋も帰ってきましたね。(2巻)
アナウンサーでなく選手だったら、なおよかったです。
スーパースターズの一員だったら、スイッチヒッターの国定を打者に回して、太平をローテーション投手というのもありだったのではないでしょうか。
ちなみに、アナウンサー役は鷹丘中の生徒会長をしていた大河内も適任だったと思います。

 

南海権左も『ドカベン』としてはカムバック組ですが、『ドリームトーナメント編』より前に『野球狂の詩』シリーズで登場していたので、あまり懐かしい気がしませんでした。(7巻)
一瞬でも不吉さも蘇ったらニヤリとさせられたでしょうね。

 

こんな彼らがどう成長したか、過去の作品を読み返してみるのも楽しかったです。