●今週のあらすじ
ドリームトーナメント決勝戦、10対10で延長11回の裏、スーパースターズの攻撃。
ツーアウトで二塁に賀間を置き、1番岩鬼はツーボール、ノーストライク。

ホームランを打つと豪語する岩鬼に対し、ウォーリアーズ外野陣は賀間をホームに還すまいとさらに前進守備を取る。

 

3球目、またも166キロ。
岩鬼は空振りでワンストライク。

 

直後、キャッチャー才蔵はすかさず二塁へ投げた。

ふいを突かれた賀間は二塁へ戻るが、ショート先斗もセカンド真田も動かない。
突っ込んできたのはセンター沖田。

 

沖田が捕って賀間にタッチ、アウトとなりスーパースターズは同点どまりとなった。

12回の表、ウォーリアーズの攻撃は6番才蔵から。
初球を打った。
殿馬がジャンプ、セカンドライナーとなった。
同点にした里中を援護すべく、殿馬も燃えている。

 

●二塁への牽制はセンターにお任せ
このブログでは、毎回次週の予想をしている。

前回のブログではこう予想した。

 

ズバリ、センターが突っ込んできて、賀間が牽制アウトになる、と思う。


珍しく的中だね。

同じようにアウトになった経験のある山田のコメントもほしかったな。


予想が当たったといっても、実は自分のイメージとはちょっと違ったことが二つあった。
一つは、牽制したのがピッチャーでなくキャッチャーだったこと。
もう一つは、この牽制がサインプレーでなかったこと。

 

サインなしでこのプレーを成立させたのは凄いよね。
一歩間違えば賀間の進塁を許してしまうだろうに、才蔵はよく投げたよ。
阿吽の呼吸の一言で片づけてしまうには、あまりにも見事。

 

もう少しドラマチックにするなら、センターが空草だったら面白かったかも。
才蔵と空草は、青田高校で三年間苦楽を共にしてきた。
中西球道とともに青田レギュラーとして3回甲子園に出場し、うち1回は優勝している。
当時とポジションは違っても、この二人の阿吽の呼吸でセンターによる牽制アウトならなおよかったと思う。

今回はセンターが沖田だったけど、それはそれで納得。
もしセンターが大楽や花園、そして九郎だったらこのプレーは成立してなかったかもね。

 

●次回以降の希望的予想
12回の裏は1番岩鬼からになり、今度こそ決着するのかも。
山田の逆転満塁サヨナラホームランなら、まさに『ドカベン』らしいラストだと思う。

 

「逆転ホームラン」となるためには、12回の表にウォーリアーズが勝ち越さなければならないけど、この回は6番からの下位打線。
才蔵、三十郎、花園、沖田と曲者が続くとはいえ、少々物足りないメンツかな。

 

微笑監督よ、12回の裏に山田まで回る可能性を考えると12回の表は勝負の回ですぜ。
一気に代打攻勢と行きましょう。

まだまだ人材はたくさんいますよ。
櫟朝子とか。
岩田一振とか。
ほかにも……。