●今週のあらすじ
ドリームトーナメント準決勝第一試合カープ対スーパースターズは、4対4の同点で10回の裏スーパースターズの攻撃。
ツーアウトで1番岩鬼が打席に入る。
岩鬼は投げたバットが頭に直撃したせいで、目がチカチカしている。
キャッチャー武藤はその様子を見て、ピッチャー水原に悪球を要求。
初球、高めのボール球を岩鬼は空振り。
2球目、内側への悪球を強振。
打球はバックネットへの高いファール。
武藤はスライディングで追うも、捕球できずファール。
ここで武藤はタイムを要求、たっぷり時間をかけ水原と打ち合わせる。
そして3球目、どまん中ストレートに岩鬼は空振りした。
間を空けられたことで岩鬼の目は正常な状態に戻っていたのだ。
11回の表、カープの攻撃は2番埴輪から。
続く3番はピッチャーの水原がネクストバッターズサークルへ向かう。
スーパースターズのマウンドは引き続き里中が上がった。
●武藤に軍配
殿馬の奇策は実らなかった。
武藤が岩鬼の状態を冷静に見極め、好リードを見せてくれた。
振り返ってみれば、メッツ時代の武藤が一軍に上がれなかったのは、打撃が悪かったため。
元々キャッチャーとしては十分戦力になっていたのかも。
そんな武藤は、水原の球を受けたことでさらに調子が上がってきたんだろうね。
その武藤が11回の表に3人目の打者として打席に入る。
そろそろ豪快に高笑いするあの頃のような軍曹の姿を見たみたいよ。
●水原は謎のまま
年をまたいですっかり忘れそうになってたけど、水原は、10回の裏のマウンドに上がったとき、投球練習は軽めに行った。
この謎は明かされないままでこの回を凌ぎ切ってしまった。
どこか怪我をしたのか、あるいは、ここ一番でリームボールを連投できるように省エネしているのか。
謎が明かされるのはやはり山田の打席だろうか。
できれば怪我でないことを祈る。両者万全の状態で対決してほしいね。
●次回以降の希望的予想
11回は、奇しくも両チーム2番打者から始まる。
カープは、水原の打撃が楽しみだし、4番の武藤のバットも遂に火を吹きそう。
一方のスーパースターズも、2番殿馬の秘打、4番山田のサヨナラホームランがありそう。
この試合もそろそろ決着しそうだけど、まだまだ見どころは多いね。
大雑把に予想すると……
カープは、埴輪、水原とも会心の当たりが野手の真正面、武藤は山田のリードを読み切ってソロホームラン。
スーパースターズは、殿馬が秘打で出塁、土井垣は手堅く送りバント、そして山田のツーラン
かな……。