8月7日に『ドカベンドリームトーナメント編』17巻が発売されました。


今回のポイントは剛球仮面。
連載の方ではすでに正体が明かされているので、あの選手だとわかって読むと、また違った趣があります。

毎回楽しみにしている表紙は、明訓四天王が勢揃いし、明るい感じのイラストでした。
雰囲気いいなと思います。

背表紙は里中でしたね。
帯にアルプス、裏表紙にゴクと埴輪が描かれていたのに。
どうせなら、表紙や背表紙にも彼らを採用してほしかったです。


今回おや?と思ったのが背景。
真っ白って珍しいなと思いました。何となく物足りない感じがします。

これまでの背景は、球場や集中線、黄色や赤色の無地はあったけど、真っ白は何だか新鮮に感じました。
そこで、これまでのコミックスの表紙をすべてチェックしてみたところ、背景が真っ白になっている「白地率」はこうなりました。

●無印『ドカベン』:25% (全48巻中12冊)
4巻、10巻、12巻、16巻、26巻、27巻、33巻、43巻、45巻、46巻、47巻、48巻

●『大甲子園』:0% (全26巻中0冊)
該当なし

●『ドカベンプロ野球編』:2% (全52巻中6巻)
3巻、7巻、10巻、12巻、22巻、22巻、26巻

●『ドカベンスーパースターズ編』:0% (全45巻中0冊)
該当なし

●『ドカベンドリームトーナメント編』:6% (最新刊17巻中1冊)
今のところ17巻のみ

別巻や外伝などを除き本編だけカウントすると、今回で通算188巻目です。
これまでの通算白地率は7%という結果になりました。

なるほど珍しく感じたわけです。
1999年11月に発行された『プロ野球編』26巻以来の白地なのですから。


白地が最も多かったシリーズは無印の12冊。意外にも4分の1が白地でした。
今までまったく気にしていませんでしたが、結構多かったんですね。
特に45巻から最終巻まで連続4冊白地が目立ちます。

無印の頃がよかったなと思うのが、表紙と背表紙には別のイラストが使われていることです。
『プロ野球編』からは表紙の一部が背表紙に使われるようになりました。
ちょっと寂しいものがあります。

ちなみに、僕が一番謎に思う表紙は無印の5巻です。
ほとんどの巻は、その巻に登場する人物のユニフォーム姿が描かれていますが、無印の5巻だけは強烈な異彩を放っています。


なぜ山田は汗だくで太鼓を叩いているんでしょう。
そんなシーンはどこにもなかったのに。