●今週のあらすじ
ドリームトーナメント準決勝第1試合カープ対スーパースターズ、0対0で迎えた3回の表、カープの攻撃は7番青二郎から。
スーパースターズのキャッチャー山田が、140キロ台の球速の里中が長く投手を続けてこられた秘訣を語る。
決め球さとるボールを開発する前から、いわゆる棒玉のおかげだと。
抜いたストレートは打者の手元で変化するためバットの芯を外しているのだ。
山田はその棒玉で攻める。
青二郎は初球攻撃でサードゴロ。
黄三郎も初球攻撃でセカンドライナー。
そして剛球仮面はレフトフライ、3球でチェンジとなった。
一方その頃、ウォーリアーズとホークスは翌日の準決勝第2試合に向けて練習をしていた。
ウォーリアーズは、中西球道と真田一球が並んで投球練習をしている。
微笑監督はどちらを先発に起用するか悩んでいた。
3回の裏、スーパースターズの土井垣監督から檄が飛ぶ。
先頭打者、サルが左打席からピッチャー横を抜けるヒットを放った。
●棒玉投手里中
先週に引き続き三つ子が何かやってくれるかと思っていたら、あっさり三者凡退に終わってしまったね。
今回の主役は里中。棒玉が隠れた武器だったことが明かされた。
里中は、さとるボールやスカイフォークを決め球に持ち、コントロールと変化球が売り。
里中は十分特徴があるのだから、「棒玉」は別の投手の武器に譲ってあげてもよかったんじゃないかな。
そんな里中の棒玉を殿馬は『棒玉ワルツ』と呼んだ。
山田の言う通り3球で終わらせられる投球なので、「3」にちなんでワルツと名付けたのかな。
●朗報!キャッチャーえーじ復活
今週号で一番胸躍らせてくれたのは、ウォーリアーズの投球練習。
球道の球をえーじが受けていたのだ。
本職のえーじがいながら九郎にキャッチャーをさせる微笑采配には首をかしげるよ。
往年のバッテリー球道とえーじが再び組むのもまたドリーム。
往年のバッテリー球道とえーじが再び組むのもまたドリーム。
ぜひこのままえーじを正捕手に起用してほしい。
●順応性が高い才蔵
今週号で一番笑わせてくれたのはウォーリアーズの才蔵の発言。
「監督 甲子園は胃がキリキリするよーな試合展開でんな」
今まで才蔵が語尾に「でんな」を付けているのを聴いた覚えがない。
京都に移り住んで関西訛りが身に着いたのかな。
でも、「でんな」って京都より大阪っぽい気がするけど、京都も「でんな」を使うのかな。
●来週以降の希望的予想
スーパースターズがノーアウトランナー一塁で里中を打席に迎える。
里中は第1試合でホームランを打っているだけに期待は大きい。
一方の剛球仮面は同じ投手に打たれまいとするだろうね。
いよいよベールを脱いで本領発揮するかもしれない。
出るか、大回転投法。
ただ、どうせ本領発揮するなら、仮面の正体が里中と因縁がある投手である方がストーリー的には盛り上がると思う。
荒木新太郎説、渚圭一説はまだ捨てきれないんだよね。
来週号で何らかの進展があるかな、楽しみです。