●今週のあらすじ
ドリームトーナメント2回戦第1試合、阪神タイガース対東京スーパースターズは、1対2とスターズがリード。
4回の表、タイガースの先頭打者は3番王島。
小林の初球のチェンジアップに王島はフルスイングで空振り。
2球目のカーブも空振り。
この様子を見ていたスターズの投手陣は、王島の狙い球を予想する。
里中はナックルを待っていると読んだ。
キャッチャー山田は、3球目にストレートを要求。
インコースへのボールとなり、王島はこれを見送り。
そして4球目、これも135キロのストレート。
王島は2ページ見開きでフルスイング、ライトスタンドへ運び同点となった。
●王島の戦歴
ミスタータイガースの異名をとる王島が完全復活。
その記念に、これまでの王島の活躍を振り返ってみよう。
王島大介の水島作品デビューは、「野球狂の詩」第29話「北の狼 南の虎」。
このエピソードは、6月6日に発売された「ドカベンドリームトーナメント編 別巻4~大舞台に飛躍する俊英 傑作選~」に収録されている。
高校三年生の夏の甲子園大会で、王島は熊本県代表阿蘇高校を初優勝に導いた。
打率6割、ホームラン5本の活躍に、人は王島を「南の虎」と呼んだ。
その年、王島はドラフト1位で指名された阪神タイガースに入団。
翌年の開幕試合に5番ライトで先発、ライバルの東京メッツ火浦投手との初対決は空振りだった。
シーズン最終試合を迎えるころには、打率3割5厘、ホームラン24本、打点60をマークする王島。とりわけ対火浦には打率6割ホームラン5本と相性の良さを見せつけた。
第37話「狼の恋」では、シーズン最終試合に5番ライトとして出場。
ピッチャーライナーに倒れるも、当たりの良さを取り戻した。
ちなみに火浦は、王島を打ち取り試合に勝利したことで、2年連続20勝を上げた。
第45話「ズタズタ18番」では、3番ライトとして出場。
東京メッツの先発は老雄岩田鉄五郎。
1打席目はライトフライに倒れたが、2打席目、3打席目ともホームラン。
ちなみに王島以外にもめった打ちを喰らった53歳の鉄つぁんは、53失点という不名誉な記録を残している。
1976年、当時正式に入団を認められていなかった初の女性選手水原勇気とオープン戦で対決した。
1打席目セカンドゴロ、2打席目レフト線への二塁打、3打席目死球の結果となった。
公式戦で水原と対決した時は、2打席連続でピッチャー返しし、水原を苦しめた。
ある試合では、東京メッツの日の本にツーストライクまで追い詰められた後、リリーフの水原のカーブを打ち、逆転ホームランを放った。
そして、20年の時は流れ、王島がその姿を見せたのは「野球狂の詩平成編」3巻。
王島は、現役後評論生活を経て、打撃コーチとして再びタイガースのユニフォームを着ていた。
カッとなる性格は変わっておらず、乱闘に加わり退場になることもあった。
宿敵火浦から出生の秘密を明かされてから間もなく、コーチ兼選手として現役復帰。
初打席でホームランを打ち、母に捧げた。
以前のブログで藤村甲子園の年齢を検証してみたが、野暮とはわかっているものの、同じように王島の年齢も検証してみよう。
最初の手掛かりは、初登場した「北の狼 南の虎」の冒頭。昭和46年2月に火浦が春の選抜に選ばれたと書かれている。
その約2年後、夏の甲子園大会で王島が優勝したと書かれている。
この二つから、昭和46年度(西暦1971年度)に高校一年生、昭和48年度(西暦1973年度)に高校三年生だったと考えるのが最も自然。
つまり、王島が生まれたのは、昭和30年(西暦1955年)か昭和31年(西暦1956年)と推測できる。
この仮説通りなら、ドリームトーナメントが行われている2012年には56歳か57歳ということだ。
岩田鉄五郎並みだね。
次の手掛かりは、王島が再登場した「平成編」。
1999年のシーズン中、王島は実の母親の存在を知った。
このとき、「42年目にして初めて知った実の母」というセリフが出てくる。
素直に考えれば、41歳か42歳。昭和38年(西暦1957年)か昭和39年(西暦1958年)の生まれということになる。ちょっと若返ったね。
作品上の手掛かりはこんなところだが、実は年齢がはっきりしているデータが残されている。
豊福きこうさんが執筆した「岩田鉄五郎204勝404敗8S 『野球狂の詩』超記録大全」に、東京メッツほか主な選手の年齢がズバリ掲載されているのだ。
昭和50年(西暦1975年)12月14日現在で、王島と火浦は19歳と記されている。
これによると、二人の年齢は、最初の仮説どおりとなる。
いずれにしても、王島は相当のベテラン選手のはずだが、ドリームトーナメント編の王島は明らかに若々しい。
ドリームだから許そう。
●来週以降の希望的予想
同点に追いついたタイガースに火が付きそう。
アイアンドッグス戦でもイマイチパッとしない力道や東海の竜が、ここらで爆発するんじゃないかな。
ランナーがたまったら、いよいよ岩風ナックルと藤村ナックルを使い分ける時が来るわけだ。
この試合、まだまだ長引きそう。
ドリームトーナメント2回戦第1試合、阪神タイガース対東京スーパースターズは、1対2とスターズがリード。
4回の表、タイガースの先頭打者は3番王島。
小林の初球のチェンジアップに王島はフルスイングで空振り。
2球目のカーブも空振り。
この様子を見ていたスターズの投手陣は、王島の狙い球を予想する。
里中はナックルを待っていると読んだ。
キャッチャー山田は、3球目にストレートを要求。
インコースへのボールとなり、王島はこれを見送り。
そして4球目、これも135キロのストレート。
王島は2ページ見開きでフルスイング、ライトスタンドへ運び同点となった。
●王島の戦歴
ミスタータイガースの異名をとる王島が完全復活。
その記念に、これまでの王島の活躍を振り返ってみよう。
王島大介の水島作品デビューは、「野球狂の詩」第29話「北の狼 南の虎」。
このエピソードは、6月6日に発売された「ドカベンドリームトーナメント編 別巻4~大舞台に飛躍する俊英 傑作選~」に収録されている。
高校三年生の夏の甲子園大会で、王島は熊本県代表阿蘇高校を初優勝に導いた。
打率6割、ホームラン5本の活躍に、人は王島を「南の虎」と呼んだ。
その年、王島はドラフト1位で指名された阪神タイガースに入団。
翌年の開幕試合に5番ライトで先発、ライバルの東京メッツ火浦投手との初対決は空振りだった。
シーズン最終試合を迎えるころには、打率3割5厘、ホームラン24本、打点60をマークする王島。とりわけ対火浦には打率6割ホームラン5本と相性の良さを見せつけた。
第37話「狼の恋」では、シーズン最終試合に5番ライトとして出場。
ピッチャーライナーに倒れるも、当たりの良さを取り戻した。
ちなみに火浦は、王島を打ち取り試合に勝利したことで、2年連続20勝を上げた。
第45話「ズタズタ18番」では、3番ライトとして出場。
東京メッツの先発は老雄岩田鉄五郎。
1打席目はライトフライに倒れたが、2打席目、3打席目ともホームラン。
ちなみに王島以外にもめった打ちを喰らった53歳の鉄つぁんは、53失点という不名誉な記録を残している。
1976年、当時正式に入団を認められていなかった初の女性選手水原勇気とオープン戦で対決した。
1打席目セカンドゴロ、2打席目レフト線への二塁打、3打席目死球の結果となった。
公式戦で水原と対決した時は、2打席連続でピッチャー返しし、水原を苦しめた。
ある試合では、東京メッツの日の本にツーストライクまで追い詰められた後、リリーフの水原のカーブを打ち、逆転ホームランを放った。
そして、20年の時は流れ、王島がその姿を見せたのは「野球狂の詩平成編」3巻。
王島は、現役後評論生活を経て、打撃コーチとして再びタイガースのユニフォームを着ていた。
カッとなる性格は変わっておらず、乱闘に加わり退場になることもあった。
宿敵火浦から出生の秘密を明かされてから間もなく、コーチ兼選手として現役復帰。
初打席でホームランを打ち、母に捧げた。
そして今、このドリームトーナメント編で、北の狼こと火浦健と南の虎こと王島大介がそろってタイガースに在籍し、山田らスターズの前に立ちふさがっっているのだ。
以前のブログで藤村甲子園の年齢を検証してみたが、野暮とはわかっているものの、同じように王島の年齢も検証してみよう。
最初の手掛かりは、初登場した「北の狼 南の虎」の冒頭。昭和46年2月に火浦が春の選抜に選ばれたと書かれている。
その約2年後、夏の甲子園大会で王島が優勝したと書かれている。
この二つから、昭和46年度(西暦1971年度)に高校一年生、昭和48年度(西暦1973年度)に高校三年生だったと考えるのが最も自然。
つまり、王島が生まれたのは、昭和30年(西暦1955年)か昭和31年(西暦1956年)と推測できる。
この仮説通りなら、ドリームトーナメントが行われている2012年には56歳か57歳ということだ。
岩田鉄五郎並みだね。
次の手掛かりは、王島が再登場した「平成編」。
1999年のシーズン中、王島は実の母親の存在を知った。
このとき、「42年目にして初めて知った実の母」というセリフが出てくる。
素直に考えれば、41歳か42歳。昭和38年(西暦1957年)か昭和39年(西暦1958年)の生まれということになる。ちょっと若返ったね。
作品上の手掛かりはこんなところだが、実は年齢がはっきりしているデータが残されている。
豊福きこうさんが執筆した「岩田鉄五郎204勝404敗8S 『野球狂の詩』超記録大全」に、東京メッツほか主な選手の年齢がズバリ掲載されているのだ。
昭和50年(西暦1975年)12月14日現在で、王島と火浦は19歳と記されている。
これによると、二人の年齢は、最初の仮説どおりとなる。
いずれにしても、王島は相当のベテラン選手のはずだが、ドリームトーナメント編の王島は明らかに若々しい。
ドリームだから許そう。
●来週以降の希望的予想
同点に追いついたタイガースに火が付きそう。
アイアンドッグス戦でもイマイチパッとしない力道や東海の竜が、ここらで爆発するんじゃないかな。
ランナーがたまったら、いよいよ岩風ナックルと藤村ナックルを使い分ける時が来るわけだ。
この試合、まだまだ長引きそう。