●今週のあらすじ
ドリームトーナメント2回戦第1試合、阪神タイガース対東京スーパースターズ、3回の表タイガースの攻撃中。
先頭打者藤村甲子園のバットは、小林の初球チェンジアップをとらえる。
打球はライトスタンドのポールの右へ切れてファール。
キャッチャー山田は、甲子園が変化球狙いにきていることを察知。
それを受けて、あえて変化球勝負を決断。
2球目のカーブは流し打ちされる。
サード岩鬼が飛びついたが、三塁線をわずかに切れてこれもファール。
3球目、伝家の宝刀ナックル。
打者の手前で消え空振りになったが、ワンバウンドした球を山田が後逸。
振り逃げの甲子園は一塁へ。
山田の送球と甲子園のヘッドスライディング、どちらが早いか。
●投手小林真司対打者藤村甲子園の初対決
地味な展開だったけど、変化球狙いに変化球で勝負する山田が潔い。
それだけ小林を信頼している証といえる。
甲子園もついていってはいるが、フェア地域へは打てていない。
最初の対決は小林に軍配が上がったといっていいだろう。
●ワンバウンドした球を後逸したシーン
この試合二度目のナックルは、山田が捕り損ねる結果となった。
振り逃げやランナーがいるときの後逸は、一気にスリリングになる。
三振した球を後逸したのは、ドカベンシリーズでは、高校時代の小林真司が下尾高校の仁又四郎に投げたナックルが有名。
その他に、ワンバウンドした球をキャッチャーが後逸したシーンをいくつか振り返ってみよう。
1. アッパレな三振
あまりの見事な球に打者が一塁へ走らなかったケースが二つある。
山田らが高校一年生の初めての地区大会でのこと。
決勝の東海高校戦で主砲雲竜に対し、里中は意表を突くオーバースローで投球。
投球はフォーク。雲竜は空振りし、山田はワンバウンドの投球を後逸。
雲竜は「あのチビが あのちっこい指がフォークボールを」と唖然とするのだった。(無印「ドカベン」13巻)
もう一つは、里中がプロ入り1年目のオールスターでのこと。
ジャイアンツ松井に対し、山田も知らない秘球スカイフォークを投げた。
高めのストレートと思って振りに行った松井は強烈な落差の球を空振り。
山田はこれも後逸するが、松井は見たことのない変化球に「何だー今の球は?」とバッターボックスに立ち尽くした。

2. 山田のトリックプレイ
山田らが高校三年生の甲子園大会の決勝、紫義塾戦でのこと。
ランナー一塁の場面で、里中のカーブはワンバウンドしてしまう。
これを山田が後逸。ランナーは二塁へ走る。
ところが、後逸はフェイク。山田はおびき出したらんなーを二塁へ送球し刺した。
「おまえ顔に似合わずせこいことするな がっはっはっは」と山田をからかう岩鬼のツッコミも見事。(「大甲子園」26巻)
3. おそらく野球漫画界唯一、世紀の珍プレイ
山田らが高校一年生の春の選抜、甲子園大会決勝の土佐丸戦でのこと。
ランナー三塁の場面で、里中のさとるボールがワンバウンドしてしまい、これを山田が後逸。
三塁ランナー犬神と山田からボールを受け取った里中がクロスプレイになる。
そして、なんと、グラブからこぼれたボールが、六つに増えていた。
その原因はあるハプニングなのだが、こんなネタはおそらくどの野球漫画でも取り上げていないと思う。
水島先生のセンスが光る名場面だと思う。(無印「ドカベン」30巻)

アニメ「ドカベン」の主題歌「がんばれドカベン」に「とれないボールがあるものか」という歌詞があるが、こうして振り返ってみると、結構山田がとれないボールがあるものだな。
●来週以降の希望的予想
次号はセンターカラーらしい。
個人的には、甲子園の走塁を観てみたいから、セーフになってほしいな。
135キロのストレートと変化球でどうやって甲子園の盗塁を防ぐか見ものだ。
次打者の三原心平もうるさいタイプだから、足でかき回す展開になるかも。
先々まで考えると、甲子園は走りまくって中終盤でバテて、火浦か心平にマウンドを譲るということになるかも。
●別巻4巻の収録内容を予想
6月6日(金)に、ドリームトーナメント編の11巻と別巻4巻が発売になるそうだ。
別巻は、ドリームトーナメント編に出てきたキャラの原作での名場面を寄せ集めた総集編のようなものだが、4巻は何が収録されるだろうか。
3巻には、藤村甲子園、南海権左、国立玉一郎、三原心平、岡本慶司郎、力道玄馬が収録されていた。
となると、こんなキャラのあんな場面が収録されそう。
・針忠助:入団を決めた回(新野球狂の詩)
・東海の竜:バットをさかさまに握って打った回(「男どアホウ甲子園」9巻)
・小野田信長:開幕戦で信長がリリーフした回(「男どアホウ甲子園」26巻)
・力道元馬:感動の最終回(野球大将ゲンちゃん)
・火浦健&王島大介:間違いなく「北の狼南の虎」(野球狂の詩)
・小林真司:仁又四郎を三振に仕留めた回(無印「ドカベン」45巻)
さすがに雪村はそんなに活躍していないから厳しいな。
もしあるとすれば、岩鬼にプレイボールホームラン喰らったシーンか、渚から満塁ホームランを放ったシーンくらいかな。
ドリームトーナメント2回戦第1試合、阪神タイガース対東京スーパースターズ、3回の表タイガースの攻撃中。
先頭打者藤村甲子園のバットは、小林の初球チェンジアップをとらえる。
打球はライトスタンドのポールの右へ切れてファール。
キャッチャー山田は、甲子園が変化球狙いにきていることを察知。
それを受けて、あえて変化球勝負を決断。
2球目のカーブは流し打ちされる。
サード岩鬼が飛びついたが、三塁線をわずかに切れてこれもファール。
3球目、伝家の宝刀ナックル。
打者の手前で消え空振りになったが、ワンバウンドした球を山田が後逸。
振り逃げの甲子園は一塁へ。
山田の送球と甲子園のヘッドスライディング、どちらが早いか。
●投手小林真司対打者藤村甲子園の初対決
地味な展開だったけど、変化球狙いに変化球で勝負する山田が潔い。
それだけ小林を信頼している証といえる。
甲子園もついていってはいるが、フェア地域へは打てていない。
最初の対決は小林に軍配が上がったといっていいだろう。
●ワンバウンドした球を後逸したシーン
この試合二度目のナックルは、山田が捕り損ねる結果となった。
振り逃げやランナーがいるときの後逸は、一気にスリリングになる。
三振した球を後逸したのは、ドカベンシリーズでは、高校時代の小林真司が下尾高校の仁又四郎に投げたナックルが有名。
その他に、ワンバウンドした球をキャッチャーが後逸したシーンをいくつか振り返ってみよう。
1. アッパレな三振
あまりの見事な球に打者が一塁へ走らなかったケースが二つある。
山田らが高校一年生の初めての地区大会でのこと。
決勝の東海高校戦で主砲雲竜に対し、里中は意表を突くオーバースローで投球。
投球はフォーク。雲竜は空振りし、山田はワンバウンドの投球を後逸。
雲竜は「あのチビが あのちっこい指がフォークボールを」と唖然とするのだった。(無印「ドカベン」13巻)
もう一つは、里中がプロ入り1年目のオールスターでのこと。
ジャイアンツ松井に対し、山田も知らない秘球スカイフォークを投げた。
高めのストレートと思って振りに行った松井は強烈な落差の球を空振り。
山田はこれも後逸するが、松井は見たことのない変化球に「何だー今の球は?」とバッターボックスに立ち尽くした。

2. 山田のトリックプレイ
山田らが高校三年生の甲子園大会の決勝、紫義塾戦でのこと。
ランナー一塁の場面で、里中のカーブはワンバウンドしてしまう。
これを山田が後逸。ランナーは二塁へ走る。
ところが、後逸はフェイク。山田はおびき出したらんなーを二塁へ送球し刺した。
「おまえ顔に似合わずせこいことするな がっはっはっは」と山田をからかう岩鬼のツッコミも見事。(「大甲子園」26巻)
3. おそらく野球漫画界唯一、世紀の珍プレイ
山田らが高校一年生の春の選抜、甲子園大会決勝の土佐丸戦でのこと。
ランナー三塁の場面で、里中のさとるボールがワンバウンドしてしまい、これを山田が後逸。
三塁ランナー犬神と山田からボールを受け取った里中がクロスプレイになる。
そして、なんと、グラブからこぼれたボールが、六つに増えていた。
その原因はあるハプニングなのだが、こんなネタはおそらくどの野球漫画でも取り上げていないと思う。
水島先生のセンスが光る名場面だと思う。(無印「ドカベン」30巻)

アニメ「ドカベン」の主題歌「がんばれドカベン」に「とれないボールがあるものか」という歌詞があるが、こうして振り返ってみると、結構山田がとれないボールがあるものだな。
●来週以降の希望的予想
次号はセンターカラーらしい。
個人的には、甲子園の走塁を観てみたいから、セーフになってほしいな。
135キロのストレートと変化球でどうやって甲子園の盗塁を防ぐか見ものだ。
次打者の三原心平もうるさいタイプだから、足でかき回す展開になるかも。
先々まで考えると、甲子園は走りまくって中終盤でバテて、火浦か心平にマウンドを譲るということになるかも。
●別巻4巻の収録内容を予想
6月6日(金)に、ドリームトーナメント編の11巻と別巻4巻が発売になるそうだ。
別巻は、ドリームトーナメント編に出てきたキャラの原作での名場面を寄せ集めた総集編のようなものだが、4巻は何が収録されるだろうか。
3巻には、藤村甲子園、南海権左、国立玉一郎、三原心平、岡本慶司郎、力道玄馬が収録されていた。
となると、こんなキャラのあんな場面が収録されそう。
・針忠助:入団を決めた回(新野球狂の詩)
・東海の竜:バットをさかさまに握って打った回(「男どアホウ甲子園」9巻)
・小野田信長:開幕戦で信長がリリーフした回(「男どアホウ甲子園」26巻)
・力道元馬:感動の最終回(野球大将ゲンちゃん)
・火浦健&王島大介:間違いなく「北の狼南の虎」(野球狂の詩)
・小林真司:仁又四郎を三振に仕留めた回(無印「ドカベン」45巻)
さすがに雪村はそんなに活躍していないから厳しいな。
もしあるとすれば、岩鬼にプレイボールホームラン喰らったシーンか、渚から満塁ホームランを放ったシーンくらいかな。

