仮面
気が付けば、東京タワーの特別展望台で、ヒーロースーツのいつぞやのHEROが目の前にいた。
「ひょ~えらい目立つ企画やな」
そして、呑気な声を出しているラビットの隣に私は居て、OREHの三人は般若の仮面をして私の両端にいる。
つまり私は真ん中にいる。
これおかしくないか?
異様だろ。
少し前、暗闇の中でエレベーターに乗り、スコッチがいきなり黒いマントをはおり、般若の仮面をつける。
エレベーターの中の2人もうすでにその姿に着替えて私とスコッチが乗った時には乗って待っていた。
私は般若の仮面と、黒マントがOREHの格好なんだと思って取り敢えず何も違和感を感じずにエレベーターの中。
エレベータの中で何かを聞かされるんだと思っていたが、特に誰も何も喋らない。
このスコッチ以外。
「ヒッポポタムス!お前何してるんだ!おかげで殺されるところだった」
私はスコッチを横目で見る。やっぱりローエなのか?この人が。
スコッチの事を無視するヒッポポタムス。
怖いはずのこの不思議なエレベーターの中、スコッチに会った時、感じた胸の張り裂けそうな思いは何故かなく、怖くもない。
殴られた痛みも特に気にすることはなかった。
だが、着いた時にはヒーロースーツと、般若の仮面が睨み合って対面しているのに私だけが私服でサングラスってどれだけ浮くことか。
もろ私だけ正体が分かられることか。
それなのに何を期待していたのだろうか、真ん中にやられているのに凄く浮いている気分だ。
スコッチは、ローエなんだったら何故私にローエ・ビリアンだと言ったのか。
OREHに会えばわかると思ったのにどんどん謎が深まって行く。
だからこそ、ローエの仮面がうまく作れない。
いろんなことの試行錯誤と、やりきれない思いを、隣にいるラビットの足に怒りをまかせヒールで踏む。
「いったっ!」
「んふ~♪」
可哀想だが、ローエならやる気がするということにしておこう。
変声期で喋る私達の会話は、余所事だと思って聞けばおかしいものだ。
誰かが喋る前にヒーロースーツの後ろの窓側からいきなり銃声が聞こえた。
バンバン ガッシャーン
360度の窓ガラスが全部割れ、いきなり強い風が入って来る。窓のガラスの破片を避けるようにしてみんな屈む。
そして何事もなかった様に赤い般若の仮面の男が現れた。
「あ。すみません。会社で遅れました」
気が付けば、東京タワーの特別展望台で、ヒーロースーツのいつぞやのHEROが目の前にいた。
「ひょ~えらい目立つ企画やな」
そして、呑気な声を出しているラビットの隣に私は居て、OREHの三人は般若の仮面をして私の両端にいる。
つまり私は真ん中にいる。
これおかしくないか?
異様だろ。
少し前、暗闇の中でエレベーターに乗り、スコッチがいきなり黒いマントをはおり、般若の仮面をつける。
エレベーターの中の2人もうすでにその姿に着替えて私とスコッチが乗った時には乗って待っていた。
私は般若の仮面と、黒マントがOREHの格好なんだと思って取り敢えず何も違和感を感じずにエレベーターの中。
エレベータの中で何かを聞かされるんだと思っていたが、特に誰も何も喋らない。
このスコッチ以外。
「ヒッポポタムス!お前何してるんだ!おかげで殺されるところだった」
私はスコッチを横目で見る。やっぱりローエなのか?この人が。
スコッチの事を無視するヒッポポタムス。
怖いはずのこの不思議なエレベーターの中、スコッチに会った時、感じた胸の張り裂けそうな思いは何故かなく、怖くもない。
殴られた痛みも特に気にすることはなかった。
だが、着いた時にはヒーロースーツと、般若の仮面が睨み合って対面しているのに私だけが私服でサングラスってどれだけ浮くことか。
もろ私だけ正体が分かられることか。
それなのに何を期待していたのだろうか、真ん中にやられているのに凄く浮いている気分だ。
スコッチは、ローエなんだったら何故私にローエ・ビリアンだと言ったのか。
OREHに会えばわかると思ったのにどんどん謎が深まって行く。
だからこそ、ローエの仮面がうまく作れない。
いろんなことの試行錯誤と、やりきれない思いを、隣にいるラビットの足に怒りをまかせヒールで踏む。
「いったっ!」
「んふ~♪」
可哀想だが、ローエならやる気がするということにしておこう。
変声期で喋る私達の会話は、余所事だと思って聞けばおかしいものだ。
誰かが喋る前にヒーロースーツの後ろの窓側からいきなり銃声が聞こえた。
バンバン ガッシャーン
360度の窓ガラスが全部割れ、いきなり強い風が入って来る。窓のガラスの破片を避けるようにしてみんな屈む。
そして何事もなかった様に赤い般若の仮面の男が現れた。
「あ。すみません。会社で遅れました」