かっぱ [河童]
①水界に住むという想像上の動物。かわっぱ。かわたろう。
②水泳の上手な人。また,泳いでいる子供。
③すし屋などで,キュウリ。また,キュウリをしんに巻いた海苔巻き。かっぱ巻き。 先日、とある舞台を観に行きました。
同じ敷地内にある三つの劇場で、同じ時刻に始まる、異なる三つのおハナシ。
物語の一つの大きな時間軸の中で、それぞれの「場所」や「登場人物」が絡み合い、
あっちの舞台に出ている役者さんがこっちの舞台に出たり、
こっちの舞台に出ていた役者さんがあっちにもそっちにも!と、いろいろリンクして三つの劇場全体で一つの大きな物語となるそんなやつです。
そのなかの『汚泥河童』というのを観ました。
一言で言ったら、河童の片想いです。
東北の片田舎で遊んでいた河童と女の子。
その女の子は父親の借金返済のために吉原へ働きに。河童も女の子の後を追いかけ江戸へ…っていうオハナシ。
江戸へ行った河童は、お世辞にも綺麗とは言えない様な溝川に身を寄せ女の子の身を案じながら、華やかな吉原の裏で、苦街と言われるそのなかで亡くなった遊女の幽霊と遊んだり、足抜けする花魁の手助けをしたりしていました。
ある時、いつものように花魁の逃亡を手助けするなかで、大人でも河童が見える人に出会います。
そうです。河童は子供にしか見えないのです。
そんな河童は、彼に尋ねました。
『見えない僕が彼女を想って何の意味があるのだろうか?見えないっていうことは存在しないのと同じことじゃないのか』と。
すると彼は答えました。
『まぁ確かにそうかも知れないが、お前はここにいるだろ?そして彼女を想ってる。見えないかも知れないが、彼女のことを想うっていう気持ちはあるだろ? だから、彼女のことを想っているお前は存在してるんだよ。それで、そういう想いっていうのは形はないけど、ちゃんと伝わるもんなんだよ。』
『逆に聞くけど、なんでそんなに想うんだよ?』
その問い掛けに河童はこう答えました。
『僕を見つけてくれたから…』
※台詞はうろ覚えなので正確ではありません。悪しからず。
その彼と花魁の駆け落ちを助け、吉原からの逃亡を成功させるのですが、道中で見つかってまた連れ戻されしまいます。
ですが、諦めない彼と花魁はふたたび逃亡を…
そして、そんな花魁の手助けをする、恋愛を成就させる河童の神様がいると、噂が広まっていきます。
という具合にハナシは進んでいきますが、
気になる内容やハナシの結末は、出演者のブログでどうぞ♪
軽辺るか「雛
感謝。」戸島花「けか。」でね、このお芝居、というか"平成時代劇 萬屋錦乃助一座「ざ☆よろきん」"は、火消しや花魁の物語が多く、出演者もアイドルだったり若い女優さんが多いのが関係しているかも知れませんが、
この河童。河太郎っていうんだけれど、ヲタ(=ファン)をあらわしているんじゃないかと思う。
あくまでも個人的な考察を踏まえてっていうことなのですが、
ファンがファンになるには様々な理由があるでしょうし、全部が全部そうじゃありません。
ですが、皆さんすごく一途なんです。もうその人しか見えないってぐらいに。
どうしてそうなのかな?とかねてから思っていた訳ですが、
その答えは河童にありました。
『僕を見つけてくれたから。』
デカルトじゃないけれど、
"君を想う故に我有り"ということなのかと。
劇中の河童は童心を失って自分が見えなくなった女の子に、また見つけて欲しいと望んでいたけれども、
それはそれで、別に見えないままでいいんじゃないかと思った。
にしても、ヲタが"主人公"の舞台って斬新だった。
あ、河童は河童だった!ヲタじゃなかった!
それに、見つけて貰えるようになるかもと、チェキ撮ったりさせないといけないとかいろいろあるんだった。
読んでくれてありがとう!