泣くな、はらちゃん


漫画の主人公が現実に現れて、作者を捜すっていうSFファンタジー。



設定やストーリーがどうこうっていうつもりはありません。


だがしかし!!



はらちゃんの普段いる世界は漫画の世界。

ギターの弦だって3本しかないし、メロディーだってありません。


当然歌うっても、さながら講談のよう。
リズムにあわせて歌うなんて事はできません。


あるシーン


そんなメロディーのない漫画の世界でしたが、


作者がマンガにあるものを書き足す事によって、メロディーを手にする事ができました。


その事に気付いたはらちゃんが、はじめて歌うシーン。

メロディーのなかった世界から、

メロディーのある世界へ。

その驚きと喜び。



感動しました。


ヘレン・ケラーの"water"以来です。