9月23日は満月です。

ですが、
その前日9月22日は中秋の名月(十五夜)ですよニコニコ



9月22日は旧暦の八月十五日。
この日の夜昇るお月様は十五夜のお月様。



旧暦の1日(ついたち)は月が朔(新月)となる日なので、
月の半ばである15日はだいたい望(満月)となり、十五夜=満月とされました。


そうなんです。
十五夜といえば満月と相場が決まっているんです。



ところが、満月は翌日の23日なのです。なんかへんですね。




昔は満月のことを望月(もちづき)といい、十五夜の月とも言いました。

〈『十五夜』と書いて『もちづき』さんと読む苗字があるそうです。〉

辞書にも、〈陰暦十五日の月。特に陰暦八月十五日の月。満月。〉とあります。


このよーに、日本ではかつて十五夜の月といえば満月と相場が決まっていました。


満月。

つまり、十五夜の月とは、旧暦の十五日の夜に昇る月のこと。

十六日の明け方に月が沈むまで、丸一晩は十五夜の月となります。




しかし現在では、


満月というのは、太陽・地球・月の順に一直線に列んだ状態のことを指しています。

つまり、地球から見た太陽と月の成す角が180°となった瞬間のことです。


満月はほんの一瞬だけなのです。
9月23日でいうと18時17分がこの満月の瞬間です。18時16分や18時18分は満月ではないのです。



 満月 




旧暦の1日(ついたち)は月が朔(新月)となる日なので、0時0分に朔となる日もあれば、23時59分に朔となる日もあります。

どちらも同じ1日(ついたち)です。

月の半ばである15日はだいたい望(満月)となります。十五夜=満月ということですから。



はい、注目目ひらめき電球


旧暦15日のときの月齢は、最小で13日、最大で15日。平均すると14日となります。
(※月齢、観測の目安となる月の齢。新月を0とし、翌日は1翌々日は2と数える。)


朔(新月)から望(満月)までの平均日数は約14.76日で、これが満月の時の平均月齢となります。
比べてみると旧暦15日の平均月齢より0.76日分長いのです。このために実際の満月は旧暦15日より遅れる傾向にあるのです。




っても、実際の満月は瞬間なわけで、地平線の下だったりでお月様が見えない時に満月だとか言われてもさっぱりです。
そんな天文学的なハナシはどーでもいいのです。




真ん丸お月様はやはり十五夜前後なんだから、「十五夜」=「満月」でいいのです。




江戸時代の記述によれば、
『中秋の名月、十年に九年は見えず』だそうで、9月22日も天気悪そうです。



ちなみに、8月のことを仲秋とも言いますが、

仲秋の名月とは、言いません。

なぜなら、中秋の名月とは八月十五日の月を指す言葉だからです。
『秋』という季節の真ん中八月十五日。その夜のお月様。
"中秋"の名月という訳です。
〈『八月十五日』と書いて『なかあき』さんと読む苗字があるそうです。〉


いま、八月十五日といえば、終戦記念日なんですけどねべーっだ!