秩父札所巡り一日目 は
和銅黒谷という秩父鉄道の小さな駅からスタートです。
駅前で水を買おうとしたのですが自販機もありません。
コンビニもありません。
閉まった酒屋の自販機でやっと水を買いました。
県道を外れ、わき道を行くのですが、
道にも、庭の畑にも人影もありません。
見知らぬ花が静かに咲いていました。
時折、せみの声。
道路には、轢かれてぺっちゃんこになったカマキリ。
イナゴ、カエル。
札所一番は、思いのほか遠かった。
いくつかお寺を過ぎ、川を渡り、
神社を過ぎ、やっと一番、四萬部寺。
納経帖に印をいただきました。
旅籠です。
学生たちの合宿のような、
秩父巡礼者向けの旅籠があるのですね。
しばらく行くと、道は山の中へ入りました。
坂道です。道幅もクルマ1台ほど。
左右はしっかりと木立で、人家はなくなりました。
せみが鳴いています。ここにも人影はありません。
どのくらい上るのでしょう。
30分、1.8kmとの標記。
バイク1台が追い越していきました。
クルマが1台追い越していきました。
あの角を曲がれば、
あの角を曲がれば札所が、と何回思ったことでしょう。
やっとのぼりきった林の先が開け、左手奥に石段がありました。
石段の上、林の中に二番真福寺、無人のお堂です。
二番納経所まで今度は下り、
林の中をただただ下りです。
林の中の1本道、人と出会いません。
まだ下ります。
写メを撮るとまったく霧の中のようなので
取り直したのがこれ。
まだ下ります。
途中の人家に声を掛けましたが、応答なし。
通り過ぎたのかなと思うくらい下り、
町中にたどりつき、こんなところに民宿が・・・
その角を曲がり、
やっと二番納経所光明寺で印をいただきました。
コースは四番へ向かうのですが、三番を薦められ、
坂を下り、県道を渡り、橋を越えてしばらく行くと
山を背にして三番常泉寺はありました。
四番は川を渡り県道を越えるのですが、
川のほとりの温泉宿は見る影も無く、閉鎖されていました。
廃墟です。
シッポを轢かれ、ショックで固まっってしまったトカゲがいました。
四番金昌寺には楼門があり
千幾つの石仏があり、
子育て観音を慕っての参詣者も多いとのこと。
参道の店屋でおばさんの話している声だけが聞こえます。
楼門の上の仏様は逆光でよく見えません。
印をいただき五番語歌堂へ向かいます。
老人ホームの角を曲がり
キャノンの無人の敷地の横を通り
五番納経所長興寺で印をいただき、
子供達の遊ぶ五番語歌堂をお参りし・・・
巡礼一人歩きの足が重くなり、
あとは秩父駅へバスとなりました。
人と出会わない、
人とすれ違うことの本当に少ない遍路道。
巡礼の第一日目でした。




