jamjamホリデー マチネとソアレの間に 10年目のさようなら

ラジオドラマやってます!今回は「10年目のさようなら」という作品です。
哀しくもいとおしい姉妹の話です。
家族や様々な肉親のことを思いながら聴いて下さい!

この作品は栃木県の茂木町にある、慶翁寺というお寺で初演を上演しました。
ものすごいいいところで、間違い無く猫バスは走っていそうな、里山。
和尚様がいて、狸がいて、きつねが嫁に入るみたいなところ。
公演の準備のため、早めにお寺に入ったのですが、まあなんだろ、動きがとまるというか、自然のいろんな音があふれていて、ちょっと気を抜くと、自然のすばらしさに飲み込まれて、お茶なんかすすり始めたりしてしまいます。
自然の前では、お芝居もかないません。

日々の生活の音って最近考えています。
毎日どんな日常でも、奏でている音はそれぞれ違い、雨の日は雨の音が、晴れた日は晴れた音が、風の日は風の音がする。
日々世界が奏でる音は違う。
だから僕は、これは昔からなんだけど、音楽を聴きながら歩かない。
同じ昨日になってしまう気がするからだ。
なるべく、町の音を聴く。
今日は昨日とは違うことが、なんだか生きているっって感じがするからだ。

「好きなユーチューバーだれ?」

と公園で友達に問いかける少年の声を聴き、ユーチューバーって存在の大きさを知り、

「アンナちゃーんこっちに来て、ヨーイどんって言って!」

と叫ぶイケメン少年の声に、子供の遊びの奥深さを勝手に想像して、にまにましたりしている。そんな日々の音に耳を澄ませていると、自分が時の流れの中に、ぷかぷか浮かんで流されている感覚になれるから不思議だ。
またいつか慶翁寺さんにも訪れて、自然の音に耳をすませたい。

今はゴールデンウィーク。
どこも混んでいますな~。
なるべく人のいないところで耳を澄ませることにします。
どこだろ、ここは東京だぜ~

つい先日まで、選挙でがたがた騒がしかった。
罪に問われている方も自転車で走っていた。
何度目の選挙よ
犯罪者の街。東京フィフティーン。
ゴッサムシティって名乗った方がいいかもね。
バットマーン!