jamjamホリデー エマブラウンの10分

ラジオドラマの編集もやってる。
音のタイミング、長さ一つで、場面が変わってしまう。
恐ろしくも楽しい作業だ。
最近は自分でも音集めをしている。
街は意識してみると、音がいっぱい。すべては当然の音であり、無駄な音は一つもない。言葉にも音がいっぱい。
音は受け止めるだけの存在ではなく、自分の中から発する音がある。
「古池や蛙飛び込む水の音」はどんな音だろう。チャポン、なんて書いたらだめよね。
そういうこと。答えなんかいらないではないか。
ザパーンっていう人もいるかもしれない。どんなでかい蛙なのって話しにはなるが、それも自由。

最近気になる言葉の一つに「ありがとう」がある。
とてもいい言葉だと思うけど、世の中に氾濫しすぎている感じがする。
きれいに使ってくれてありがとう、とか。使う前に・・
ただ一人でトイレに入っているだけなのに、見知らぬ人から、突然のありがとうのメッセージ。
ありがとうがメインではないことはわかってるけどね、男子トイレには、立っておしっこをする場所があり、まあ、「汚すんじゃねぇぞてめえら」と言いたいところを、ありがとうって、奥歯をかみしめながら笑顔を見せている感じが浮かぶ。
目的を達成するためには、効果のあることばを使って、促さなければならない。
ありがとうはそういう意味で、平和だし、愛だし、効果的なのだろう。
ただ、なんだかその裏にある顔が見え隠れしてしまう。
ありがとうって適正回数がある言葉のような気がしますな。
余り乱発すると効果が薄れてしまう。
その代わり、適切なタイミングでずばっと使うと効果がとても出る言葉でもあります。

皆様、ラジオ聴いてくれてありがとう。本当にありがとう。・・・間違ってるかな