「4ページミステリー」 蒼井上鷹 | ジャムのきまぐれ日記

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4ページミステリー (双葉文庫)/蒼井 上鷹
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こんにちは!今年おそらくラストとなる読書コーナーは、蒼井上鷹さんの傑作ショートショート集「4ページミステリー」です!

題名通り、1話4ページで全60編をも収録したショートショート集です≧(´▽`)≦

たった4ページでミステリー?と侮るなかれ、蒼井さんは短編の名手として知られており、わずか4ページで時には笑い、時には感動、そして時には恐怖を見事に演出しています(* ̄Oノ ̄*)


60編と多いためすべて紹介することはできないのが残念ですが、特にお気に入りは処女作「九杯目には早すぎる」、さらに本格ミステリ作家クラブのアンソロジーにも収録された極めて完成度の高いミステリ「最後のメッセ―ジ」、ストーカーの恐怖を描いた「ロック・オン」、嘘の上手なつき方を教えてくれる「唯一の目撃者」、第2ショートショート集「二枚舌は極楽へ行く」の由来がわかる「タイトルの由来」、謎の4人組の正体が最後に明かされる「ふゆのよばなし」、恩ある友人の頼みを聞いた男の顛末を描いた「まだらな殺人者(マ-ダラ―)」、たった4ページで「後期クイーン問題」を論じてみせた「ペット探偵帰る」、見事な完全犯罪を描いた「弁護側の秘策」、そしてなつかしい故郷で出会った思い出せぬ旧友との再会が最後にとてつもない恐怖に変わる「懐かしい思い出」などですо(ж>▽<)y ☆


もちろん、この他にも独特の味わいがあるショートショートがたくさん詰まっており、あなただけのお気に入りをぜひ見つけてみて下さい(°∀°)b 4ページと短いためちょっとの間に1編読めるので、ぜひ万人にこの本をお勧めしますv(^-^)v