ジャマイカでは、
屋外の路上でダンスパーティーが行われる。
(今は警察の取り締まりが厳しく、
その数はだいぶ減ってしまった)

有名なダンスなどでは、
巨大なスピーカーが設置され、
爆音でレゲエが流れる。

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そんなカルチャーを築いた、
大手のサウンドシステム「STONE LOVE」が、
40周年を迎えた。

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今年はジャマイカ建国50周年というのだから、
建国後10年で誕生したことになる。

そして昨夜は横浜ベイホールで、
彼らのパーティーが催された。

一曲目にかかったのは、
ジャマイカ国歌。

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「われらが愛する地、ジャマイカ~♪」
と歌われるその曲は、
ジャマイカ人がもっとも好きな曲の一つだ。

ダンスフロアーに国歌が流れると、
妻は足を揃え、
背筋を伸ばし、
私にも同じようにせよと促した。

ジャマイカにおいて、
国歌がダンスの現場でかかるのは、
それほど珍しいことではない。

私は、
ここにジャマイカ人のプライドを見る。

ジャマイカ人は、
ほんとにジャマイカが大好きだ。

「それしか知らない」
といえばそれまでだが、
「それだけで十分」
と理解したい。

妻などは、
日本人の女の子の格好を見て、
「かわいい」などと言いつつ、
自分のおしゃれについては、
「私はジャマイカ人だ」
という主張を常に取り入れている。

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妻のスーツケース。

ジャマイカに行くと、
ジャマイカ国旗の描かれたTシャツをよく見かけ、
それをジャマイカ人が普段着として着ているのも、
よく見かける。

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プーマだってこのとおり。

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水着だって同様だし、
あらゆる物にジャマイカンフラッグカラーが用いられている。

プライド。

「自尊心」や「誇り」と訳されるその言葉は、
彼らにピタリと当てはまる。

一般的なジャマイカ人の生活は、
決して楽なものではない。

政治への不平不満だってあるだろう。

にもかかわらず、
「やっぱりジャマイカが好き」という姿勢は、
見ていて気持ちがいいし、
「たくましさ」や「粋」を感じる。

ジャマイカ人を妻に持つ身としては、
日本に感化されることなく、
「ジャマイカ人」として、
日本を体感してもらいたい。

私は、
妻と一緒にいると、
背筋を伸ばさずにはいられない。

これからも堂々と生きたいと思う、
今日このごろである。

最後に、
40周年を迎えた STONE LOVE と、
同時に行われた CAPTAIN C 20XX 9周年記念に、
あらためて「おめでとう」の言葉を送りたい。

ONE LOVE