どんなに惹かれ合っても

季節が変わればさようなら

ハローとグッバイを繰り返すこの刹那

忘れられない思い出ならば

Blu-ray買えやこの野郎



THIS IS 深夜アニメ

THIS IS イシノユウキ


みなさんこんばんは。イシノです。



夏ですねぇ。


「夏休みやること決まってないなぁ」とか

「暑くてどこも出掛けたくないなぁ」とか


思っちゃってるみなさん...


夏アニ...


いや、わしらのライブあるよww


8月はたくさんライブあるし、9月からはツアーもスタートするので宜しく是非に。

8月7日からツアーの一般発売もありますからねー!

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さてさて


夏アニメは概ね3~4話までが終了したので、ここで私イシノが期待する2018夏アニメを発表したいと思います!!



視聴27作品 イシノが選ぶ

2018期待の夏アニメ7選


※続編物の「進撃の巨人3期」「オーバーロード Ⅲ」は言わずもがな期待値高いので除外します


①「ハイスコアガール」


押切蓮介さん原作の大人気コミック待望の映像化。制作はJ.C.STAFF。2014年にアニメ化が発表されたもののゲーム会社との権利関係の訴訟で一時連載がストップ。その後無事和解となり連載再開、この夏4年越しのアニメ放送開始。


<あらすじ>
時はアーケード格闘ゲームブームに沸く1991年。日々ゲーセン通いに明け暮れる小学6年生の矢口春雄は、ある日行きつけのゲーセンでクラスメイトの大野晶に出会う。下町のゲーセンには不似合いな、成績優秀で金持ちのお嬢様である彼女は、実は凄腕のゲーマーだった。


<雑感>
CGで描かれる90年代の懐かしい景色。この意外性がハマってますね。CAPCOMやSNKのゲームの知識があったほうが楽しめるのは間違いないんですが、この作品の大きな魅力はゲームを通して描かれるボーイミーツガール、幼くも美しい胸いっぱいの青春ラブコメ要素にあります。
隣町のゲーセンに自転車2人乗りで向かうお嬢様の秘密の逃避行。甘酸っぱい青春が溢れるシーンの作り方や、ドキッとするオシャレな演出には思わず唸ってしまいました。ヒロインの晶がほとんどしゃべらないんですが、表情や仕草からありありと伝わってくる感情に身悶えすること間違いなし。3話までの期待値は今期トップクラスです。


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②はねバド!


濱田浩輔さん原作の大人気バドミントンコミックのアニメ化。制作はライデンフィルム。


<あらすじ>
幼い頃から神童と呼ばれジュニアバドミントン界で旋風を巻き起こしながらも、ある理由で突如バドミントンから離れてしまった羽咲綾乃。そして全日本ジュニアで綾乃にスコンク(1点も取れない)で負けたトラウマに苦しむ3年生の荒垣なぎさ。そんな2人が綾乃の進学を機に県立北小町高校で再び出会うところからストーリーは幕を開ける。


<雑感>
バドミントンという競技の躍動感、迫力を最大限まで表現したと云えるほどの超絶作画と音響が見所。30分のテレビアニメを作るのに必要な原画動画は平均3,000枚ほどと言われている中、10,000枚以上を使った競技シーンはまさに圧巻の一言。躍動的なカメラワークとスローモーションを使用し緩急自在の息をのむラリー。手書きとCGが見事に融合してます。

ストーリーの主軸として描かれるのは「才能と努力」「敗北による成長」「二人で成長する」その3点。スポーツのもつ美しさや興奮だけでなく、アスリートが抱える「苦しみ」や「暗さ」「嫉妬」「存在証明」等、人間くさい部分を真っ正面から描き出す意欲作。キャラ配置や構成で対比を描くのがとても巧いのでコート外での人間ドラマも非常に濃密です。


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③プラネット・ウィズ


水上悟志さん原案・書き下ろしのロボットアニメ。原作は一応あるのですがほぼオリジナルアニメーションといっていいでしょう。制作はJ.C.STAFF。


<あらすじ>
高校生の黒井宗矢は過去の記憶をなくし、気が付くと、ゴスロリ姿の黒井銀子と猫のような先生と暮らしていた。ある日、世界各地に正体不明の兵器「ネビュラウェポン」があらわれ、7人のヒーローが変身して戦うことに。宗矢は何もわからぬまま銀子に戦うよう指示されるが、その相手とは人類を護る7人のヒーローだった。


<雑感>
これめちゃくちゃおもしろいです。実は一番放送楽しみにしているイチオシ作品。僕らが子供の頃に夕方にやってたような懐かしさが漂うアニメらしいアニメ。ただ絵柄に似合わず脚本は相当重厚で作品の持つメッセージはかなり大人向け。ヒーローモノの定石をきっちり外した捻りの効いた展開に毎回唸らされること間違いなし。ある意味ではアメコミの一筋縄ではいかないダークな世界観を日本の少年向けロボアニメに注入したような他に類を見ない作品。今後の進み方次第では何年後かに名作と呼ばれるような1本になる可能性も秘めてます。

それぞれが信じる「正義」。それによって分別される善と悪。一見絶対的に思えるこの正義という名の価値観は実は不確かで頼りなくうつろいやすい。勢力や思想、それでいっしょくたに分けて争いあうが、よく見ればみんなひとりひとり違う。この作品のキャッチコピーがこれまたすごく素敵なので、最後にそれを紹介します。


「おれは、おれが味方したい人達の味方だ。そんだけだ!」



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④あそびあそばせ


涼川りんさん原作で人気を博す狂気の抱腹絶倒JCギャグ漫画が待望のアニメ化。制作はLerche。


<作品概要>
さまざまな遊びに興じる「遊び人研究会」(通称あそ研)で活動する3人の女子中学生たちの日常を描いたギャグアニメ。作品コンセプトは「美少女×お遊戯コメディ」。可愛らしい絵柄とそこからことごとく離れた顔芸やシュールギャグが特徴。


<雑感>
毎話吹き出してますww表紙詐欺マンガと呼ばれてきた本作ですがまさにその通りで、表紙のイメージからかけはなれたものすごいギャグとアクション、顔芸の応酬です。「リア充に憧れる金持ちで腹黒の華子」と「外国人なのに日本生まれで英語が話せないオリヴィア」、「真面目そうな見た目なのに壊滅的に勉強ができない香純」その3人を中心に、個性が強すぎる脇役たちが次々に登場し、ハイテンポで進行する日常ギャグはさすがの完成度で中弛みを許さない。僕の中では女子版の稲中卓球部のような印象です。

またこの作品は線画に対して声をあてていくアフレコではなく、先に声優さんの声だけを収録し後で画を作っていくプレスコが採用されています。メイン3人のトークの間や掛け合いテンポの良さはここらへんのこだわりによるものかもしれませんね。監督の岸誠二さんは「月がきれい」でもこのプレスコを採用してましたが、そこでも中学生男女の初々しい恋の距離感を見事にディレクションしていたのでまず間違いないかと。今期群雄割拠するギャグアニメ作品の中でもトップクラスに好きです。


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⑤ぐらんぶる




井上堅二さん原作、累計270万部突破の大ヒットダイビング青春ギャグマンガのアニメ化。制作は高飛び込みアニメ「DIVE!!」も手掛けたゼロジー。


<あらすじ>
海が近くにある伊豆大学への進学を機に、おじが経営するダイビングショップ「グランブルー」に居候することになった北原伊織。そこで出会ったのはとびきりの美女に成長した従姉妹、そして酒とスキューバダイビングと裸を愛する屈強な男たちだった。男子校での体育会系ノリに辟易していた伊織は、夢の男女共学で薔薇色のキャンパスライフを夢見ていたが、半ば強引にスキューバダイビングサークルに入れられたことで、彼の青春はどんどんおかしな方向に転がっていく。


<雑感>
同じように伊豆半島を舞台に高校生のスキューバダイビングを描いた「あまんちゅ」という作品がありますが、こちらの「ぐらんぶる」は通称「汚いあまんちゅ」、はっきり言ってめちゃくちゃ笑えますww

無茶をしまくる大学生のサークルノリをとことんまで突き詰めたギャグとツッコミの応酬、ひどい顔芸と裸芸、モテたさを全面に出しまくる清々しさ、基本酒ばっか呑んでるのでたまにダイビングしてると「そういえばそうだった」と我に還るんですが、このダイビングの要素が出てきたときの息をのんでしまう静かな空気感とのギャップが作品の持ち味。以外にもドンピシャで季節に合ったアニメってそれほど多くないので、貴重な夏感を提供してくれるところもポイント高いですね。

バカ騒ぎを虫けらを見るように呆れている従姉妹の千紗ですが、ダイビングのことになると照れながらも一生懸命良さを伝えようとするので、そこでの距離がどう縮まっていくかも楽しみです。


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⑥はるかなレシーブ


如意自在さん原作の青春ビーチバレー漫画のアニメ化。制作は「すかすか」等を手掛けたC2C。


<あらすじ>
沖縄を舞台に繰り広げられるビーチバレーに情熱を燃やす高校生の青春スポ根アニメ。親の単身赴任を機に沖縄に住む従姉妹の家に預けられることになった東京出身の大空遥。幼い頃に会ったっきり顔もよく覚えてなかった従姉妹の比嘉かなたは、長身の遥と比べると同い年とは思えないほど小さい女の子だった。家の近くの砂浜でビーチバレーの練習をする高校生たちと出会い、遥はビーチバレーに興味を持つが、そこで従姉妹のかなたがビーチバレーの経験者で、身長のコンプレックスで諦めてしまった過去を知ることになる。高身長×低身長、ポジティブ×ネガティブ、素人×経験者、従姉妹同士なのに正反対の2人が運命のペアとしてビーチバレーで日本一を目指す青春ビーチバレー作品。


<雑感>
今期のきらら枠。きらら枠とは芳文社のマンガタイムきららシリーズにて掲載された作品のアニメ化のことです。

さて本編についてですが非常に良くできてますね。丁寧な物語への導入、対比の描き方、試合の中で自分の内面的な部分を乗り越えるカタルシス、運命共同体としてのペアの描き方、沖縄の舞台設定をしっかり活かしてくる心憎さ、ここらへんは人気原作と待田堂子さんの脚本があれば磐石ですね。

沖縄の綺麗な海と空、白い砂が飛び散るの描写等にもかなり力が入ってる印象で、キャラの瞳の色の入れ方も独特でおもしろいです。

誰よりも近くて、誰よりも特別で、誰よりも支えてあげたくて、信じたくて、力になりたい。

はるかとかなたがレシーブで繋ぐ想い。
こちらも夏を感じる期待の1作です。


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⑦少女☆歌劇レヴュースタァライト

ブシロードとネルケプランニングによるミュージカルが原作のメディアミックス作品。制作はキネマシトラス。


<あらすじ>
『スタァ』――それは舞台の中心、「ポジション・ゼロ」に煌めく光。 心を震わせる歌声で、 躰が動きだす踊りで、 魂を揺さぶる演技で観る者を魅了する、舞台に咲き誇る華。 スタァに魅入られた『舞台少女』たちは、 夢の舞台に立つために演劇の学び舎『聖翔音楽学園』に集う。 愛城華恋。 天堂真矢。 星見純那。 露崎まひる。 大場なな。 西條クロディーヌ。 石動双葉。 花柳香子。 そして――神楽ひかり。 9人の舞台少女に突然届いた謎のメール。 「お持ちなさい――あなたの望んだその星を」 それは『トップスタァ』の座をかけた、オーディションへの誘い。 同じ舞台にたつ仲間は、星を奪い合うライバルとなった。 剥き出しの情熱が、 愛ゆえの傲慢が、 譲れない執着が、舞台の上で激突し―― 関係が、感情が、主役と敵役が、 緞帳が上がるたびに再生産されてゆく。 9人の舞台少女たちの、キラめきをかけた『レヴュー』。 「いつか、あの子と戦うことになっても――」 運命に導かれた舞台が、今――幕を開ける。 


<雑感>
日本には天才と呼ばれるアニメ監督が何人かいらっしゃいますが、その中の1人に幾原邦彦さんがいます。その幾原監督作品に数多く参加した直弟子と行っても過言ではない古川知宏さんが監督をされているのが本作「少女☆歌劇レヴュースタァライト」です。

この作品は幾原監督が1997年に制作した名作「少女革命ウテナ」のオマージュを大いに感じるわけですが、幾原作品の特徴でもある抽象的な演出、現実と非現実の区別のない世界観、変身シーンをド派手に見せるための気合いの入ったバンク等、押さえるとこはしっかり押さえて古川監督が現代にアジャストさせてきてる印象です。

もちろんミュージカルが原作のメディアミックス作品なので、劇中にもキャラが自らの想いをこめた歌唱シーンがたっぷりあって、ケレン味のある演出や、躍動的なカメラワークを駆使した殺陣とも相まって、非常に引き込まれる世界観を作り上げてます。

芸術性の高い幾原イズムを引き継ぐ作品ですが、キャラコンテンツ売りの巧いブシロード出資なので、「かわいい」と「哲学」の比率をどのように調整してくるのか非常に楽しみな作品です。



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他にも鎌倉時代の元寇の舞台裏をえがいた歴史アニメ「アンゴルモア元寇合戦記」も非常にクオリティが高くオススメです。


さて、長々と書いてきましたがこの7選はあくまでも作品の良し悪しではなく、完全に僕の趣味なので他の作品も是非チェックしてみてくださいね。


ではまた!



イシノ