はいはいどうも!イシノです。

ちょっと低浮上になるとすぐ死んだとか病んでるとか言われるネット社会ですがww なんとか生きてます。毎日作曲仕事に勤しんでます。

たくさん採用されるといいですねー。


さてさて本題に入りますね。
日曜日に中学時代からの親友の結婚式に出席するため東京に行ってきました。

中学時代いつも一緒だった大親友です。

彼がいなかったらたぶん今の僕は全く違う人間になってたんじゃないかなと思うくらい、たくさんの影響を与えてくれた人ですね。

中1の時、東京から越してきた彼は僕にいろんなことを教えてくれました。洋服のこと、NIKEのバッシュが流行ってること、東京のこと。

まだ13歳だった僕は彼を通じて東京という街のカルチャーを感じてたわけで、僕が洋服がすごく好きになったのはきっと彼のおかげです。


同じサッカー部に入って、試合中に「パスもらう位置が悪い」ってガチでキレられたこともありましたwww 

2人で色違いのスタンスミス履いて修学旅行に行きました。

体育祭の二人三脚を圧倒的なスピードで駆け抜け優勝しました←そもそも運動部があまり出ないwww

一緒に夜通しときメモやりました。

一緒に塾に通って

一緒にゲーセン行って格ゲーやって

RED WINGも色違いのお揃いを買いました。


今振り返るとずーっと彼の後を追っかけてたのかなぁって思います。


卒業後、彼は県下トップクラスの進学校へ。

友達が浜松北高に行ったことは僕の自慢でした。


それから僕も彼も新しい環境にも慣れ、それぞれ友人もでき、いつの間にかあまり会わなくなりました。

高校卒業後彼は東京へ、僕は愛知県の大学に通うことになり、益々会う機会も減ってしまいました。

更にお父さんが転勤族だったこともあり、彼が帰ってくる家はもう浜松にはなく、中学の仲間の盆や正月の集まりにも顔を見せることもありませんでした。

大学の頃、母親を通じて彼が夢だった超難関士業の試験に合格したと聞きました。

立派に道を切り拓いていく彼がとても眩しく見えました。


大学卒業後、僕は工場でアルバイトを始めました。

1年経ち...2年経ち...巡っては消えていくチャンスに、やっぱり無理なんだろうかと気持ちが折れそうになるときもありました。

24になった頃、夜中に知らない番号から電話が来て出てみると彼からでした。


彼はどうやら酔っぱらっていたようで

「今カラオケにいるんだけどさ、何でお前の曲入ってないの?はやくカラオケ入れてよ!お前の曲歌いてーよ。おれだいたい歌えるもん」と。

当時いろいろとうちひしがれてた僕は、なかなかうまくいかない旨を、そして働きだした同級生たちへの劣等感をポツポツと愚痴ってしまいました。


すると彼はこう言いました。

「お前の生き方はカッコいいんだよ。周りと違うに決まってるべ。それみんなやれることじゃねーからだよ。」

そして彼はカラオケで自分が入れたゴイステの順番がきたからという言葉を残し、電話を切りましたwww


県下トップクラスの進学校を出て、有名大学に進学して、超難関士業に就いたエリートの彼が

そんな彼が僕の生き方を認めてくれたことにすごく救われたのをよく覚えてます。


その後運良くデビューも決まり


東京でも少しずつライブが増え

2015年2月、ワンマンツアー東京のフロアに彼の姿がありました。何も言わずチケット取って観に来てくれてました。今回結婚した嫁さんと一緒に。

すごく楽しそうに、ずっと歌ってました。


そして去年の年末、東京で一緒に飲んだ時に結婚することを聞き、絶対行くからと約束して別れました。



時は流れ先週日曜日、いよいよ彼の結婚式。

実は彼のお母さんからサプライズで歌ってほしいとお願いをされていました。

緊張で真顔になってる僕に歓談で彼の妹さんが話しかけに来てくれました。

「私しばらく一緒に住んでたんですけど、お兄ちゃんいつも大きな音で石野くんの歌聴いてましたよ。すげーいいんだよって。石野くんはずーっとお兄ちゃんの自慢です。」


それから彼の前に立って一生懸命「ヒカリ」を歌ってきました。

歌い終わったら彼が普通に泣いてて「ちょ、おまwww」案件でした。

僕がひとりで全部歌えるようにオケを作り直してくれて我が兄にも感謝。



彼と同じ場所で過ごせた時間はたった3年

そして僕らの間には十数年の空白がありました

でも関係ないんですよね

あの3年間は僕らにとって永遠だし

褪せずに消えずに胸の中にあるわけで



会わなかった間にもずっと


僕の生き方を認めてくれて

僕の歌を愛し

僕のわずかな成功を心から喜び

まるで自分のことのように笑ってくれる


どんな時も味方でいてくれて思いやってくれた、そんな彼だからまた磁石みたいに僕を引き寄せてくれた気がします。


ミュージシャンやってて良かったこと

たくさんあります


その中のひとつに日曜日の出来事も加えたいと思います。






[ミュージシャンやってて良かったこと]

大好きな友達の晴れの日に歌えたこと




のぶちゃん
結婚おめでとう


おれたち18年後も
やっぱり親友だったよ




イシノ