評価:3.9

(ヤフー映画より)

解説

 老女優が避暑に訪れた先で過ごすひと夏を描いて、生きることの意味を問う人間ドラマ。監督は名匠・新藤兼人。杉村春子と共演した夫人の乙羽信子は本作が遺作となった。夏、蓼科の別荘に避暑にやってきた老女優、蓉子。彼女をその別荘で迎えるのは農婦の豊子。もう30年もの間続いてきた光景だ。言葉は乱暴だが、仕事はきっちりこなす豊子に蓉子は信頼を寄せている。そして、今年の夏もいつも以上にいろいろなことが彼女たちを待っていた。


今度も、ちょっと地味目な映画を。
あら、サウンドもモノラルだわwww
音羽信子、杉村春子と、往年の大スター。もうお亡くなりになりましたよね...。
松重豊も出てる!若~いッス。

脱獄犯に襲われるが解決する。そのあと、午睡する杉村春子がお洒落。ヒグラシの鳴き声が爽やかだ。

今度は不倫騒動。お手伝い=音羽信子が、女優=杉村春子の夫=津川雅彦と、不倫して、お手伝いは、今の娘を生んだという。
お手伝いと女優の軋轢。しかし、お手伝いは、女優の夫と真剣に愛したと告白!
そのやりとりに笑ってしまう。

主人公の女優は、不倫夫との間に出来た娘を愛おしく思うようになる。
この村の通過儀礼「足入れ式」の模様が映し出される。結婚する娘と新郎が裸になって結ばれる。なかなか郷土色豊かな映画でもある。

「亭主が浮気するほど芝居にのめり込んでいたんだ!」とお手伝いに言われる女優。

アルツハイマーの登美江夫婦は、女優を訪れたあと心中する。
そのニュースを聞き悲しむ女優...。登美ちゃんの足跡を訪れる女優とお手伝い。ここから、ちょっとロードムービー風になります。

心中した海で、呆然と立ちつくす二人。そして、手を合わせる。

ラストは、女優は東京へ帰る。手伝いは、別荘を閉める。
そして、手伝いは、あるものを川に投げる。それは観てのお楽しみ!

ロケ中、音羽信子は末期ガン。映画を観ることなく亡くなったそうだ。その2年後、杉村春子も逝く。天国で2人は、この映画を何と論評しているのだろう...。